慰安婦問題について、いろんな報道: 「BABYMETAL」好きなおっさんよ、立ち上がれ! 海外を席巻している大和撫子の雄姿を見よ。BABYMETALが日本人2組目の米アルバムチャートTOP40入り  坂本九以来53年ぶり(追加情報あり)。BABYMETALが全米でTVデビュー、向こうでの反応は?。その他関連。

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2016年5月15日日曜日

「BABYMETAL」好きなおっさんよ、立ち上がれ! 海外を席巻している大和撫子の雄姿を見よ。BABYMETALが日本人2組目の米アルバムチャートTOP40入り  坂本九以来53年ぶり(追加情報あり)。BABYMETALが全米でTVデビュー、向こうでの反応は?。その他関連。

(左から2人目)と記念撮影をするBABYMETALの3人。
右からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL
(5月9日の公式ツイッターから)
いやあ、おじさん記者がはまってしまった。
いま世界をとりこにしている日本の3人組女性ユニット
「BABYMETAL(ベビーメタル)」だ。
実は周囲のおじさん仲間にも「AKB48の曲は耳に残らないのに、
BABYMETALの曲はすぐに頭に入った」という
「ベビメタ中毒」が急増中なのだ。
 BABYMETALとは何か。
「アイドルとメタルの融合」をテーマに、
ボーカルのSU-METAL(スゥメタル=中元すず香、18)、
YUIMETAL(ユイメタル=水野由結、16)、
MOAMETAL(モアメタル=菊地最愛、16)の
3人で2010年に結成。
14、15年にワールドツアーを敢行するとともに
動画サイトに投稿したミュージックビデオ「ギミチョコ!!」
再生回数5千万回超、動画あり)などが評判になり、
海外での知名度が一気に急上昇した。
海外で受け入れられている要因の一つには、
愛くるしい衣装をまとった少女3人の
可憐な容姿からくる日本独特の
「カワイイ文化」の影響もあるだろう。
今年は4月に世界同時発売のセカンドアルバム
「METAL RESISTANCE」が
全英総合アルバムチャートで15位を記録。
米ビルボードのアルバムチャートでも初登場39位と、
1963年に14位を記録した坂本九さん以来
53年ぶりにトップ40入りを果たした。
現在3度目のワールドツアー中で、
「2020年東京五輪の開会式で
演奏するにふさわしい」との声も聞こえる。
 SU-METALの力強くも透明感ある歌声。
YUIMETALとMOAMETALのキレキレのダンス。
海外でも「神業」と絶賛されるバックバンド「神バンド」による演奏。
これらが三位一体となって「メギツネ」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
「KARATE」などのヒット曲を生んだ。
昭和のアイドル歌謡には耳に残るメロディーが必ず入っていて、
今でも愛され続けている。
最近はそうしたキャッチーな(親しみやすい)曲が
少なくなったと嘆いているおじさんにとって、
BABYMETALは大好物なのだ。
ただ悲しいかな、ベビメタ中毒のおじさん連中に聞くと、
家族から白い目で見られるためコソコソ隠れて
ユーチューブに投稿された動画などを見ているという。
50歳を超えた大の大人が
10代の少女の歌声やダンスにうっとりしている姿は、
確かに異様に映るかもしれない。
 しかし、BABYMETALに関しては「少女」というより
世界を相手に戦っている「闘士」と呼ぶにふさわしい。
アルバム「METAL RESISTANCE」の最後の曲
「THE ONE」には「音楽で世界をひとつにする」という
メッセージが込められている。
音楽の前ではみな平等。
おじさんも堂々とBABYMETALファンを公言しよう。
 メタル界に〝処女性〟を持ち込んだ
3人の少女が今後どうなっていくのか、
おじさんにはとても興味がある。
これから数年後、人生経験を積んだ彼女たちに
どんな変化が現れるのか、注目していきたい。
(伊藤徳裕)
40年超たっても治らないしつこい「青春ノイローゼ」

BABYMETALが日本人2組目の米アルバムチャートTOP40入り 

BABYMETALが4月1日にリリースしたニューアルバム
『METAL RESISTANCE』が米ビルボードの4月23日付
総合アルバムチャート『Billboard 200』で
39位に入ったことがわかった。
 BABYMETALの1stアルバム『BABYMETAL』は、
同チャートで最高187位だったので、『METAL RESISTANCE』は
前作から大きく順位を上げた結果となった。
これまで日本人アーティストで
“Billboard 200”にチャートインしたのは、
1963年の坂本九『Sukiyaki And Other Japanese Hits』が
日本人最高位となる14位、
1975年の冨田勲『Moussorgsky: Pictures At An Exhibition』が49位、
1986年のLoudness『Lightning Strikes』64位など。
今回の『METAL RESISTANCE』は歴代2位の記録となる。
日本人のTOP40入りは坂本九以来53年ぶり。
 なお、ビルボードの今回の発表に先立ち
イギリスの総合アルバムチャートも発表され、
こちらも初登場15位と高記録を上げている。
 (追加情報)また、『METAL RESISTANCE』は
今週、米ビルボード“World Albums”チャートでも1位を獲得した。


BABYMETAL Makes Their U.S. Television Debut
The Late Show with Stephen Colbert 2016/04/06

BABYMETALが全米でTVデビュー、向こうでの反応は?
BABYMETAL 2016/04/07
メタルダンスユニットのBABYMETALが4月5日の夜、
米人気トーク番組
『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』に出演し、
全米TVデビューを果たした。彼女たちは2ndフルアルバムにして
最新作の『METAL RESISTANCE』より、
ジャンルを超越したヒット曲「ギミチョコ!!(Gimme Chocolate!!)」の
パフォーマンスを披露。
スタジオにいたオーディエンスの喝采を浴びた。
 番組の司会を務めるスティーヴン・コルベアが、
「これから見るものはどうだろうか……でも、とにかく凄い興奮するんだ」
と紹介すると、メンバーのSU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALは、
顔を白塗りにしたスラッシュ・メタル・バンドに
魅力的なポップ感を融合した特有のスタイルで歌い踊った。
 BABYMETALは3度目となる
ワールド・ツアーを先週末に開始したばかり。
彼女たちがアメリカで初めて注目されたのは2014年のことで、
その際、レディー・ガガの
【アートポップ】ツアー数公演にてオープニングを務めた。
 BABYMETALが米TV番組
『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』のなかで
披露した「ギミチョコ!!(Gimme Chocolate!!)」のパフォーマンス映像は
現在、YouTube上で視聴できる。

BABYMETAL - THE ONE (OFFICIAL) BABYMETALofficial 
BABYMETAL - KARATE (OFFICIAL) BABYMETALofficial 

三代目JSB・セカオワ・ワンオク・BABYMETAL、日本代表を争う
モデルプレス  9月9日(水)13時24ビッグローブニュース
http://www.musicweek.com/cimages/7576319fcf0e6d6c0ed95963f75c94f2.jpg
【モデルプレス】三代目J Soul Brothers、SEKAI NO OWARI、ONE OK ROCK、
BABYMETALが、日本代表の座をかけて争う。
10月25日(現地時間)にイタリア・ミラノで開催する
欧州最大級の音楽授賞式「2015 MTV EMA (Europe Music Awards)」の
ベスト・ジャパン・アクトに
三代目J Soul Brothers、SEKAI NO OWARI、ONE OK ROCK、
BABYMETALの4組がノミネートされた。
投票は MTV EMA 2015 OFFICIAL SITE へ
※投票期間:2015年9月15日(火) 20:00 ~ 
                                      10月15日(木) AM 6:59
 ※Twitterによる投票はありません

 さらに、5組目のノミネートアーティストを
AK-69、 [Alexandros]、Crossfaith、でんぱ組.inc、ゲスの極み乙女。の5組から
SNSによるファン投票によって決定(投票は9日〜15日6時59分まで)。
この“ワイルドカード”の勝者とすでにノミネートされた4組が、
15日より始まるウェブ投票で日本代表を争う

なお詳しい投票方法などは、特設ウェブサイトにて掲載されている。

WORLD WIDE ACT / BEST JAPAN ACT
(modelpress編集部)
■EMA (Europe Music Awards)とは
米国「MTV Video Music Awards」のヨーロッパ版ともいえる

「MTV EMA (Europe Music Awards)」は、
1994年にドイツ・ベルリンで初開催されて以来、
毎年欧州のさまざまな都市で開催されてきた欧州最大級の音楽アワード。
今年は10 月25日、5月から万博が行われているイタリア・ミラノを舞台に開催される。
EMAの大きな特徴は、世界中のMTV視聴者の投票によって受賞者が決まる
「ワールドワイドアクト賞」。
「ヨーロッパ」を冠したアワードだが、その範囲はヨーロッパにとどまらず、
世界中のアーティストにチャンスがある。
音楽ファ ンの投票によって選ばれる賞はアーティストにとって名誉なものでもあり、
音楽ファンにとってもさまざまな国で人気を博している
アーティストを知る機会となっている。

BABYMETAL、大型フェスで
ミューズ、メタリカ、キッスらと共演! 
ワールド・ツアー日程第1弾発表
2015.02.09 21:53
BABYMETALの2015年ワールド・ツアー
〈BABYMETAL WORLD TOUR 2015〉の
スケジュールが発表され、ヨーロッパ大型フェスでミューズ、メタリカ、キッス等、
錚々たるバンドと同じステージに立つことが明らかになった。
1月10日におこなわれた、さいたまスーパーアリーナでの
ワンマン・ライヴの際に2万人のファンの前で発表された
〈BABYMETAL WORLD TOUR 2015〉。
昨年に続き2回目の開催となるワールドツアーは、今回初上陸となる
中南米メキシコから始まり、カナダ・トロント、アメリカ・シカゴでの
ワンマ ン・ライヴ(シカゴの会場は「House of Blues」!)に加えて、
既にアナウンスされているアメリカ・オハイオ州で開催される
〈ROCK ON THE RANGE〉への出演が5月16日に決定したことに加え、
その後ヨーロッパへと渡りロックフェスへの出演が決定。
さらに今回新たに出演が発表されたヨーロッパのフェスは、
ドイツ・ニュンベルグで開催される〈DER RING – Grüne Hölle Rock〉、
ドイツ・ミュンヘンの〈ROCKAVARIA〉とオーストリア・ウィーンのフェス
〈ROCK IN VIENNA〉の3つ。
いずれのフェスもヘッドライナーにミューズ、メタリカ、キッスらが名を連ねている他、
インキュバス、リンプ・ビズキット、ジューダ ス・プリースト、フェイス・ノー・モア等、
錚々たるバンドの出演がアナウンスされており、幅広い世代・ジャンルの
HM/HRロック・ファンを唸らせるラインナップとなっている。
尚、今回はスケジュールの第1弾発表となっており、
今後、追加スケジュールが発表される予定となっている。
国内では6月に幕張メッセ公演が控えているほか、5月には
〈TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2015〉
に出演することも決定している。
頑固なHM/HRマニアの方も是非この機会に
彼女たちの活躍に目を向けてみてほしい。(岡本貴之)

・BABYMETAL Official Web Site
http://www.babymetal.jp
・BABYMETALの作品はOTOTOYから配信中
http://ototoy.jp/_/default/a/109795
〈BABYMETAL WORLD TOUR 2015〉
2015年5月9日(土)
Mexico City, Mexico
2015年5月12日(火)
Toronto, Canada
2015年5月14日(木)
Chicago, USA
2015年5月16日(土)
〈Rock on the Range〉
Columbus, USA
2015年5月29日~31日 ※BABYMETALの出演日は未定
〈DER RING – Grüne Hölle Rock〉
Nürburg, Germany
2015年5月29日~31日 ※BABYMETALの出演日は未定
〈ROCKAVARIA〉
Munich, Germany
2015年6月4日~6日 ※BABYMETALの出演日は未定
〈ROCK IN VIENNA〉
Vienna, Austria
2015年6月21日(日)
幕張メッセ・展示ホール1~3
※「- THE ONE -」メ
ンバー限定特別先行チケット受付:2月20日(金)12:00~2月25日(水)23:59 
〈TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2015〉
NEWS Tribe, To Live, Brought to you by OTOTOY2015年5月24日(日)新木場・若洲公園
アイドル国富論一般発売 3月29日(日)10:003月29日(日)10:00AM

「BABYMETAL快進撃!」
の絶妙な仕掛け 雛型はPerfume、
アミューズ流の戦略とは?
2015年01月15日  2 3 4 5 6  東洋経済オンライン
境 真良 :国際大学GLOCOM客員研究員
・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業)
(写真:AFP PHOTO / Taku FUJII / Amuse Inc. / TOY FACTORY)
今、BABYMETALを取り上げる理由は、2014年から各方面で
話題の中心になっているから。なぜそうなったのか、そしてこれはどこに行くのかを
考えるのが今回のテーマです
日本経済の動向とアイドルブームに、驚 きの関係があることをご存じだろうか? 
1980年代アイドルから現代アイドルまでを丹念に振り返れば、この国の今、そして
未来までもが見えてくる。アイ ドルを知ることはもうほとんどデキるビジネスマンの、
少なくとも、残念なビジネスマンにならないための必須条件なのである。
 この連載は、「そんなことは信じられない」「バカバカしい」「アイドルに興味などない」
と思うあなたにこそ伝えたい基礎知識、
あるいは、アイドルへの再入門のための連載である。

第1回目では、どうしてビジネスマンが

アイドルを学ぶべきなのかを5つの理由から説明し、 
第2回ではAKB48、第3回ではモーニング娘。、
第4回ではももいろクローバーから、
現代のグループアイドル戦略の由来と狙いに迫った。
続く第5回では、アイドルとして、
そしてメタルとしてのBABYMETALを分析する!
 AKB48モーニング娘。
そして前回は、ももいろクローバーZ(ももクロ)の話をしてきて、
予告どおり今回はBABYMETAL(ベビーメタル)のことを取り上げるのですが、
これがなかなか筆者にもチャレンジングなのです。
その理由は、筆者がメタル(METAL)の人ではないからです。
つまり観点が、「アイドル戦略におけるBABYMETAL」にどうしても寄ってしまい、
「メタルにおけるBABYMETAL」という感覚が鈍い。
そういう意味では、筆者はBABYMETALのすべては
語りえないのかもしれませんが、
「ニワカ笑うな来た道だ」とも言いますので、
BABYMETALファ ン(モッシュッシュメイト)の
方々にはいろいろご容赦いただきたい、のであります。
前置きはこれくらいにします。
それでも今、BABYMETALを取り上げる理由は、
2014年から各方面で話題の中心になっているからであります。
なぜそうなったのか、そしてこれはどこに行くのかを考えるのが
今回のテーマとなります。

BABYMETALが話題になっている!
BABYMETALはSU-METAL(スゥメタル/本名・中元すず香)、
YUIMETAL(ユイメタル/同・水野由結)、
MOAMETAL(モア メタル/同・菊地最愛)の3人組のメタルユニット。
メタルというのは、
あの、ハードロックから派生したヘヴィメタルの、あのメタルです。
アイドルがメタル をやる、それがBABYMETALの基本アイデアであり、
そこで“HEAVYMETAL”をもじって“BABYMETAL”を名乗ったわけです。
このBABYMETALが、世界のメタルシーンでファンを拡大中です。
YouTubeなどで支持をジワジワと拡大、そして2014年2月に発売した
ファーストアルバムの『BABYMETAL』がiTunesStoreにおいて米英など
世界7カ国でロック部門のベスト10入り、米国のメタル専門サイト などでも
読者投票による2014年のベストアルバムに選出されるなど、
高い評価を得たスマッシュヒットとなりました。
BABYMETALの快進撃に拍車をかけたのは、夏
のワールドツアーの一環として、
英国でメタル系ロックの大型イベントSonisphere Festival UKに登場し、
ステージを成功させたことでした。
ほかにも、レディー・ガガのライブツアーでオープニングアクトを
務めたり
(なお、同じくレディー・ガガの日本ライブではももいろクローバーZが
オープニングアクトを務めている)、
英国や米国、カナダなどで多数のライブを行っています。
こうした快進撃は日本国内のマスメディアにも
2014年春ごろから取り上げられるようになり、
12月にはNHKが
「BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~」
という特集番組を放送しています。
そんなわけで、読者諸氏にも
BABYMETALのことをご存じの方はいらっしゃると思います。
こうやって見てみると、このBABYMETAL、
これまで本コラムで取り上げたモー娘。、
AKB48、ももクロのどれともまったく違うプロデュースの流れになっています。

アミューズらしいアイドルの作り方とは?
どんなアイドルにもそれを生み出す戦略があります。
それが環境要因とうまくかみ合ったとき、成功のチャンスが訪れます。
モー娘。にはつんく♂の、 
AKB48には秋元康の、そしてももクロには川上アキラの個性が
強く反映されていますが、
BABYMETALの戦略を考えるとき、忘れてはいけないのが
それを生み出したアミューズという芸能プロダクションの個性と、
そして彼らがBABYMETALより前に成功させたPerfumeの存在です。
アミューズと言えば、サザンオールスターズに代表されるように、
アーティスト性の強いミュージシャンが多いことで知られています。
Perfumeは 広島のローカルアイドルとして2000年に結成され、
2003年から東京に進出、アミューズのプロデュースに入ります。
アミューズはPerfumeの音楽 性を大きく変更し、
テクノポップユニットとして打ち出していきます。
その後、2008年の「ポリリズム」でブレークし、
人気テクノアイドルユニットとして世に出るわけです。

アーティストとしてのアイドルを目指す
Perfumeは、いえ、BABYMETALやその母体となった
アイドルグループ「さくら学院」も含めて、
アミューズが打ち出すアイドルにはいずれ も「握手会」がありません。
これは、ファンとの接触による特別な関係をむしろ拒絶することで、ファンに対して
あくまで「アーティスト」として向き合うアイ ドルのあり方を
目指しているようにも思えます。
そして、積極的な海外活動を展開していることも特徴的です。
もともとテクノポップは世界的に定着していたジャンルでもあり、
そこにPerfumeというアイドルを融合させることで
海外のファンをつかむことに成功します。
YouTubeなど、インターネット上に世界的なビデオメディアが生まれていたことも
プラスに働きました。
2010年に韓国メディア主催のアジア最 大級の音楽授賞式
「2010 Mnet Asian Music Awards (MAMA)」で
「Best Asia POP Artist」を受賞すると、
2012年からワールドツアーを行い、米国、欧州、東アジアで
人気を確かなものにしています。
これは「世界で人気な Perfume」というイメージを作ることに成功し、
国内でのPerfumeの価値をも高めています。
海外で活動する日本のアイドルとして、
モー娘。、AKB48、ももクロのいずれもが経た、パリで毎年開催される
「JAPAN EXPO」を、Perfumeが経由していないのも特徴的です。
そして、BABYMETALもこのJAPAN EXPOのステージには立っていません。

世界戦略という国内戦略 
「アイドル」そのものを打ち出すのではなく、
既存の音楽ジャンルとアイドルとの融合を
目指すこと。その中でアーティスティックな個性を打ち出してい くこと、
そしてグローバルなインターネットというメディア、特にYouTube等の
動画プラットフォームを武器にして、直接、「世界の支持」を獲得すること
――そして、それにより日本国内市場での存在感を高めること。
これは、アミューズらしい方程式だといえます。
テクノポップにアイドルを掛け合わせることで成功を収めたPerfume。
ヘビメタにアイドルを掛け合わせるBABYMETALの戦略は、
そのア ミューズの方程式の上にあるのではないでしょうか。
そういう意味では、PerfumeなくしてBABYMETALなし、なのです。
ただし、BABYMETALがPerfumeの主題を変えた
コピーだなどと言う気は毛頭ありません。
もちろん、BABYMETALにはBABYMETALの工夫があるのです。 

BABYMETALは、このデビルサインではなくフォックスサインを用いる
(写真:Valua Vitaly/Imasia)

BABYMETALを勝利に導いた「本気」の賭け
BABYMETALは、仕掛けだけを見れば、本当にメタルなのか、
それともメタルをネタにしたアイドルなのかわからないところがあります。
「キツネ 様のお告げに従い、
メタルで世界をひとつにする」(NHK特番の紹介より)という
ストーリー、それゆえヘヴィメタルで象徴的に使われるデビルサインではなく、
影絵の「キツネ」の形をしたフォックスサインをパフォーマンス中では使います。
それで、「イジメカッコわるいよ!」とか、「
パパのお嫁さんになるん だ!」とか歌うわけです。
公式HPを見ていても、
“YouTubeで公開された「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の
ミュージックビデオには「なんじゃこりゃぁあ!!」と
衝撃を受けた多くのコメントと共に
海外からのアクセスが殺到”とか自分で書いていますし、
告知表現で、何かにつけて終助詞「~です」を
「~DEATH!」と表記しているのも、どこまで本気なのか?
と少し気になります。やっぱりメタルはネタなんじゃないか?と。
この手法は、メタルファンにはふざけてるのか、
バカにしているのか、と
反感を買ってしまう可能性もあります。
それを察知してか、BABYMETAL はその活動を
“METAL RESISTANCE”と自称しています。
違和感は(メタルの主流への)抵抗運動とでも言いたいのでしょうか。
しかし、確かにこのやり方は、
アイドルファ ンのような従来のメタルファン以外に
遡求する可能性もあるものの、
やはりひとつの賭けである、とは言えると思うのです。

プロジェクト全体で作り出す、本気の音楽性
メタルファンにとっては、バックバンドの
充実こそがBABYMETALのエッセンス
(画像:マリオ/Imasia)しかし、
そんな従来のメタルファンの心をつかむのが、
BABYMETALの背後で楽器をかき鳴らす、
バックバンドの充実ぶりです。
BABYMETALのバックバンドは
いくつかあるのですが、どれも評価は高く、
中でも、ベースのBOH(棒手大輔)、ギターの大村孝佳、
Leda、 藤岡幹大、ドラムの青山英樹などによる
バックバンド、メタルの神「キツネ様」の化身として召喚された
「神バンド」の評価は、国内外で極めて高いものです。 
おそらく、メタルファンにとっては、
あのバンドこそがBABYMETALのエッセンスなのでしょう。
この実力派バックバンドの演奏が、メ
タルとはややなじみにくい、アイドル流のかわいい容姿や
高く細い声をカバーするわけです。
アイドル流のライブパ フォーマンスという彼女たちの力
(ライブ中はキツネ様が降臨しているらしいので、
キツネ様の力かもしれませんが)と、メタル界の粋を集めた
スタッフやバン ドの音楽性の両者が結び付いて、
メタルをネタにしたアイドルか?アイドルがやるメタルか?
という問題を超えて、BABYMETALという「ホンモノ」を
生み出したと言ってよいでしょう。

「変種」を受け入れるメタル界の豊潤さ
だいたい、筆者は「どこまで本気なのか」と言いましたが、
そう思わせるハイコンテクストな情報は海外のファンには伝わりにくいものです。
そして、ひとつBABYMETALに有利なことは、
メタルもロック同様、かなり細分化された進化を遂げており、
スピードメタルにデスメタル、メロディックデスメタルとか、
まぁいろいろ分化しているようです。
そういう意味では、確かにBABYMETALはメタル的には
あきらかな「変種」なのでしょうが、
それを受け入れ る豊潤さがメタル界にはあるのでしょう。
「変種」であれなんであれ、一度「ホンモノ」と見なされれば、
メタルファンにとってはそれは新しい可能性の発見ですし、
全力で新しい道を突っ走るBABYMETALの3人の姿は、
極めてロックなものに映っているのかもしれません。
もしかしたら、“BABYMETAL”は、将来この3人のメタルアイドルの名称を超えて、
アイドル的要素を加えたメタルの1ジャンルの名称になる日がくるのかもしれません。
そのとき、BABYMETALの“METAL RESISTANCE”は完成すると言えるでしょう。

BABYMETALと世界と日本
しかし、それほど多様な進化を遂げた世界のメタル界の中で、
どうしてこれまでBABYMETALが生まれなかったのでしょう?
ここで、先日、筆者がトークイベントでご一緒させていただいた、
精神科医であり批評家でもある齋藤環・筑波大教授の
鋭い指摘を紹介したいと思います。
それは、欧米には成人の嗜好対象としての「少女」という意匠を拒絶する、
ペドフィリアタブーとでもいうべきものがあるということです。
事実、2014年11月には米国のメタルサイト「Metal Injection」に、
BABYMETAL人気がメタル界で広がるのと同時に、人種差別的、性差別的、
そして幼児性愛的侮蔑の言葉が寄せられていることを憂慮する
“Can We Stop With The BABYMETAL Pedophilia Jokes?”という記事 
が掲載されました。

彼女らが打破したもの、「暗黙のうちの禁じ手」
BABYMETALに対する評価はメタル界でも分かれているようですが、
それを踏まえたうえで、
記事はBABYMETALを好むかどうかはそれぞれの問題だが、
反感をこうした非難で表現することはよろしくないと主張しています。
なかなか冷静な意見でしょう。
しかしなぜそこまでの拒否反応が出るのか、
という疑問に対するひとつの説明として、
齋藤教授の指摘にはうならせられるものがあります。
欧米で正統派文化に対立するカウンターカルチャーとして
発展してきたロックやメタルも、対立する価値観と
別の部分では正統派の文化と意識を共有しており、 
つまりタブー も共有しているわけです。
つまり、世界のメタル界はBABYMETALのようなバンドを考えつかなかったのではなく、
不道徳なものとして暗黙のうちに禁じ手にしていたというわけです。
ですから、BABYMETALは、わかりやすく言うと、空気を読まない日本が
「やっちまった」ということになります。

BABYMETALの「痛快」さ
ですが、こういう混乱が起きること自体が、
BABYMETALの魅力を表しているともいえるのです。
メタルの人ではない筆者でも、海外のライブ映像 を見ると、
多くのファンがフォックスサインをして、
BABYMETALの3人の動きにあおられながら大きなモッシュを
形成していくさまは、確かにファンが BABYMETALと形成するひとつの空間に
酔っていることがわかります。
この力は、文化的タブーを乗り越える力を持っているのかもしれません。
それは、 齋藤教授の別の言葉を借りれば、「痛快」ですらあります。
ただ、この痛快さは、逆接的に、
それだけ私たちが外部から輸入された規範意識に
抑圧されていることをも意味するのかもしれません。
そして実は、この 問題提起が、アイドルなんて立派なビジネスマンたる自分たちが
気にすべきものではない、というありがちな規範意識につながっているとすれば、
このコラムそのものに関係することでもあります。
この抑圧の裏返しとしての痛快さは、そのままマスメディアのBABYMETALへの
注目として現れます。昨今の「クールジャパン」をテーマにした
ニュースの取り扱いにも通じるものがあるかもしれません。
Perfumeを雛形とする、
「海外で人気」という話題を評価に変えて世の注目を集めていく戦略には、
こうした日本の海外(欧米?)コンプレックスとでも言うべき心のあやがあることを
忘れるわけにはいきません。
しかし、この「痛快」という言葉への評価はさておき、
欧米が自ら生み出しえなかった新機軸をBABYMETALが
形にしてみせることに成功したとすれば、
それはすばらしいことだと筆者は考えます。
なぜなら、それは世界のメタルファンにとって、
またひとつ、新たなメタルのあり方の可能性が開けたと言えるからです。

BABYMETALというアイドル
筆者は、おそらく、BABYMETALというプロジェクトの核心は、アイドルがアイドルのまま、
真剣にメタルをやる、というところにあるのだろうと考えており、かっこよく言えば
その両者のフュージョン、ケミストリー、少し意地悪く言うとそのミスマッチの面白さを
楽しんでいるだけなのだろうと思います。
そういう意味では、これは確かにネタです。
よく事情のわからない欧米のメタルファンがBABYMETALをれっきとしたメタルだと
勘違いしている向きもあるでしょう。
この欧米の反応を経由し てBABYMETALを知った日本人に対しても、
ネタとしての性格がそぎ落とされて理解されてしまう「コンテクストロンダリング」
とでも言うべき現象が起きているかもしれません。
しかし、これは「ネタ」です。「ネタ」を、音楽産業のプロフェッショナル達が誠意を込めて、
全力で取り組んでいるだけのことです (いや、それ自体がすごいことなんですが)。
ですから、「METAL RESISTANCE」と唱えてみても実際にメタルそのものを
革新しようと思っているかは疑問で、ましてや欧米の文化タブーを壊そうとか、
ニッポンのアイドルはすごいと世界に知らしめようとか、そういう意識は
からきしないのではないかと思います。
しかし、その戦略ゆえに、メタル界でBABYMETALはメタルなのか?
という議論が起きることと同様に、BABYMETALはアイドルなのか?
と論を立てることもまた可能でしょう。
その命題がBABYMETALの価値にとって
大して意味がないことを承知のうえで答えるならば、
その形態を客観的に見るかぎり、どう考えてもアイドルです。
インタビュー動画を見るかぎり、自己紹介のスタイルやトークの内容は
あくまで思春期の少女の特徴を前面に押し出すもので、
アイドル的スタイルで貫かれています。
“「アイドルとメタルの融合」をテーマに
ユニットを結成”と公式に宣言しているのですから、
当然と言えば当然なのですが……。

やはり立派に「アイドル」している
全力のあおりとそれに応えるファンの声援や、楽曲に合わせて起きるモッシュは、
見ようによってはアイドルライブのコールやオタ芸の変種と見えなくも ないですし、
なにより、BABYMETALが全力でファンに向き合い、ファンがそれに応えて
一つの世界を形成していくあのライブの光景は、確かにメタルな のでしょうが、
アイドルライブの一種として見ても何ら違和感がありません。
そうしたさまざまな点から、BABYMETALは、やはり立派に「アイドル」しているのです。
しかし、このアイドルとは何か、という問いかけはなかなか深いものです。
本コラムでは、アイドルは面白いという導入から、誰もがアイドルであることを疑わない
モーニング娘。、AKB48、そしてももいろクローバーZを紹介してきました。
ところが、今回、世界では(たぶん)メタルの一変種と見られているだろう
BABYMETALを紹介したことで、
「アイドル」とは何か、という問いに直面したように思います。

なぜ「アイドル」という「ジャンル」が興隆したのか?
モー娘。、AKB48、ももクロ、そしてBABYMETALはいずれもアイドルなのでしょうが、
その商品としての戦略はそれぞれに大きく異なっています。
本コラムの第1回でもご紹介したように、それぞれの戦略からだけでは、
なぜ「アイドル」という「ジャンル」が興隆したのかは、
単純に説明がつかないようにも思います。
40代以上の方ならば実体験でおわかりだと思いますが、かつてアイドルは
別名「アイドル歌手」とも呼ばれていました。
ところが、1990年代になっ て「バラドル」や「チャイドル」といった形で
「アイドル」は拡張されていきました。
現代はその延長上にあるのですが、本コラムが取り上げたいのは、その中で、
再び歌手、あるいは音楽アーティストとしてのアイドルが
興隆した社会現象そのものなのです。
個々の固有名詞のアイドルではなく、ジャンル、
集合としてのアイドルを考えるためには、その「定義」を考えることが必要です。
しかしながら、誰もが 漠然と判別できる何が「アイドル」かということに、
客観的な視点から明確な定義を与えることはあまりしませんし、
なかなかできることでもありません。
とは いえ、「アイドル」をテーマに掲げる本コラムとしては、
ここから逃げるわけにもいかないように思います。
そこで、そろそろこのコラムでも個々のアイドルの解説から一歩踏み出して、
「アイドルとは」何か、という命題に踏み出してみたいと思います。
その手 始めに、次回は同じテーマを内包した2013年度上半期の
NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」のことを振り返りたいと思います。

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