慰安婦問題について、いろんな報道: 削除部分を紹介。慰安婦巡る本 一部削除しなければ差し止め。パク・ユハ教授 朝鮮人の責任も問い韓日和解を説く「帝国の慰安婦」が訴訟騒ぎになる

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2015年3月7日土曜日

削除部分を紹介。慰安婦巡る本 一部削除しなければ差し止め。パク・ユハ教授 朝鮮人の責任も問い韓日和解を説く「帝国の慰安婦」が訴訟騒ぎになる


韓国で事実上の発禁処分『帝国の慰安婦』
削除命令記述を紹介

NEWSポストセブン   2015.03.07 07:00
 世宗大学の朴裕河(パク・ユハ)教授が
一昨年8月に韓国で出版した
『帝国の慰安婦』は、慰安婦問題について
日韓双方の責任に触れた書である。
ところが、今年2月17日にソウル東部地裁は
「34か所の削除に応じない限り出版を差し止める」との決定を下し、
事実上の発禁処分にあっている。
同書は、朝日新聞出版から昨年11月に日本語版が出ている。
「(早稲田大学文学研究科で博士号を取得した)
朴氏が日本語で書き直した。
論旨は同じだが、表現を変えたり
加筆したりした部分があり、構成も変えている」
(朝日新聞出版担当者)
 日本語版は国内の書店で手に入るが、
それを見ても、どこが
「34か所の削除命令」に該当するのかはわからない。
 韓国の裁判資料をもとに
どんな記述に削除命令が出たのかを紹介する。
まず「慰安婦は強制連行されていない」
という部分を削るように求めている
〈慰安婦たちを誘拐し、強制連行したのは、
少なくとも朝鮮では、そして公的には、日本軍ではなかった〉
(『帝国の慰安婦』38ページ=韓国語版、以下同)
 旧日本軍が強制連行を行なったことを示す史料は一つもない。
つまりこの部分は単に史料の分析結果を述べただけだが、
「名誉毀損の恐れがある」として削除対象になった。
事実よりも「親日」の記述を糾弾することが優先された

 元朝日新聞ソウル特派員でジャーナリストの前川惠司氏はこういう。

「朴氏の著書では、朝鮮の女衒(人身売買の仲介業者)が
女性を誘い出して慰安婦にしたという事実を紹介しているのですが、
原告はとにかくすべて日本軍の責任で、
そうでない記述は名誉毀損だと主張しています。
日本を悪者にしないと自らの存在意義が失われてしまうからです



 戦時中に日本人と朝鮮人が
「同胞」だったことを示唆する部分も削除対象とされた。
〈慰安婦の本質を見るためには、
朝鮮人慰安婦の苦痛が日本人娼婦の苦痛と
基本的に変わらないということをまずは知っておく必要がある〉
(33ページ、傍線部が削除命令の出た部分)

  朴教授の記述はもっともで、
仮に慰安婦問題を「女性の尊厳」の問題だと
捉えるのであれば、国籍による違いはないはずだ。
ところが、「日本は悪者で、韓国は被害者」という構図にしがみつくから、
「(数としては朝鮮人慰安婦の何倍もいた)日本人の慰安婦は辛くなかった」
という倒錯した理屈にたどり着く。

 他にも「慰安婦たちには日本帝国の一員としての役割が求められ、
それゆえに(兵士との間に)愛が芽生えることもあった」
といった部分に削除命令が出た。
しかし現実に慰安婦と日本兵が結婚する事例はいくつもあったのだ。

 原告側の反日団体が削除を求め、裁判所が認めた部分を見ていくと、
戦時中に日韓が協力し合っていたことを絶対に認めたくないとわかる。

  それがすべての韓国人の意思に基づくものだったとはいえないが、
1910年の日韓併合によって日本と韓国は戦時下で一つの国家だった。
当然、韓国は日本と 戦争していたわけではないし、戦勝国でもない。
だが、反日を貫くためにはそれを認めるわけにはいかないのだ。
教授は、慰安婦問題を巡る日韓の和解を模索 し、こう書いている。

〈慰安婦問題を否定している人々は「慰安」を「売春」としてだけ考え、
我々(注・韓国人)は「強姦」としてのみ理解したが、「慰安」とは基本的に
その二つの要素をすべて含んだものだった〉(120ページ)

「慰安婦は存在しなかった」という日本にある極論も、
韓国の根拠のない主張も等しく批判する
良識ある見解と感じられるが、その部分にも削除が命じられる以上、
韓国側には和解の意思などないと思わざるを得ない。
※週刊ポスト2015年3月13日号
[メモ]  2015/02/18  
Hazama Hisatake 続・慰安婦騒動を考える
韓国では朝日新聞を助けろとか植村隆を賞賛する声が上がるのに、
なぜ日本ではパク・ユハ教授を助けようという声が上がらないのか?
日頃言論の自由にうるさい日本の良識派だが、
親日派はあまり好きではないと見える。 


慰安婦巡る本 一部削除しなければ差し止め
2月18日 4時27分 NHKニュースウェッブ
いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について、
韓国社会には誤解が定着しており
正しく理解すべきだなどと指摘した本について、
ソウルの裁判所は、 
一部の記述を削除しなければ出版を差し止めるという決定を出しました。
韓国メディアの中には本の内容を支持する声もあり、
今後さらなる議論を呼ぶことも予想されます。

セジョン大学のパク・ユハ教授は、おととし出版した
「帝国の慰安婦」の中で、朝鮮人慰安婦の被害を生んだのは
日本の植民地支配に原因があるなどと
日本の責任を強調する一方で、韓国社会には
「20万人の少女が日本軍に強制連行された」
という間違ったイ メージが定着していると指摘しています。
この本について、元慰安婦の女性らが

名誉毀損だとして出版の差し止めなどを求めていた
仮処分の申し立てに対し、ソウル東部地方裁判所は17日、
「強制連行という国家暴力が朝鮮人慰安婦に対して
行われたことはない」とか
「朝鮮人慰安婦と日本軍は同志的な関係 だった」という記述など
34か所について削除しなければ
出版を差し止めるとする決定を出しました。
決定の理由について裁判所は、
「日本軍が慰安婦を効率的に動員し、
その輸送過程にも深く介入しており、
日本軍の強制動員の事実は否定できない」などとしています。
これについてパク教授は

「原告の主張を一方的に受け入れた不当な決定だ」として、
不服を申し立てることにしています。
韓国メディアの一部からは、本の内容を支持する声や、

言論や出版の自由を制限しようとする
申し立て自体を批判する声も上がっており、
今後さらなる議論を呼ぶことも予想されます。


2015.2.17 18:40更新 産経ニュース
韓国地裁、慰安婦研究書の出版禁止
 元慰安婦の韓国人女性9人が、
韓国・世宗大の朴裕河教授の著書「帝国の慰安婦」で
慰安婦を「売春婦」などと記述され名誉を毀損されたとして
同書の出版や広告を禁じるよう求めた仮処分申請で、
韓国のソウル東部地裁は
17日、訴えの一部を認める決定を出した。
聯合ニュースが報じた。
 同ニュースによると、地裁は決定で、同書が慰安婦を
「軍人の政策遂行を助けた愛国少女」
「自発的売春婦」などと表現した部分を削除しなければ、
女性らの名誉や人格権が
回復困難なほど傷つけられる恐れがあると判断。
こうした表現を削除しないまま出版することを禁じた。
 地裁は、元慰安婦らは、
軍部隊に付属する慰安所に連れて行かれて
初めて自分の置かれた状況に気づいたと指摘。
抵抗すれば日本軍の暴力や脅迫を受けたとして、
慰安婦は売春婦とは「質的に違う」と判断した。(共同)

国民情緒法[1](こくみんじょうちょほう)とは、 
韓国罪刑法定主義を否定する法論理で、
国民情緒に合うという条件さえ満たせば、司法は 
実定法に拘束されない判決を出せるという概念である

[書評]『帝国の慰安婦』  朴裕河 著
三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠 
奥 武則【日々是世界】 2014年11月27日
2013年8月に出版された本書の韓国語版に対して、
元「慰安婦」の名誉を毀損したとして、
韓国の支援団体が出版差し止めと
損害賠償などを求める民事提訴と刑事告訴を行ったという。
 一方、

「慰安婦は公娼制度があった時代の戦地の売春婦」として
支援団体らの主張を否定する日本の論者も
本書に強い異論を持つはずだ。
 こうした日韓両国における「反応」は

本書の独自な位相を雄弁に語る。
 「朝鮮人慰安婦」が日韓の国際的な紛争として

問題化したのは1990年代である。
 韓国で元「慰安婦」を支援する団体が生まれ、

日本に対する国家賠償を求めた。
日本にもこれらの運動を支援して、
日本政府の対応を批判する人々が声をあげた。
 一方、日韓のこうした動きに応じて、

「慰安婦否定派」も声高にその主張を展開した。
「朝鮮人慰安婦」は、
こうした「政治」と「運動」の中で語られてきた。
つまりは、それが「慰安婦問題」だった。

 著者は、「慰安婦問題」をこうした「政治」と

「運動」の中での語りから解き放つことを試みる。
その出発は
《「朝鮮人慰安婦」として声をあげた女性たちの声に
ひたすら耳を澄ませること》(日本語版への序文)だった。
その結果、本書は「慰安婦問題」について
「韓国の常識」「世界の常識」に異議申し立てをするものになった。

 中国をはじめアジア各地に膨大な数の兵隊を送り、

「慰安婦」を必要とした日本軍がその募集や移動に
関与したことは今日明らかである。
しかし、著者 は「日本軍に強制的に連行され、
性奴隷とされた20万人の少女たち」という、
韓国でそして世界で語られる「慰安婦問題」の理解が、
「政治」や「運動」の中で形作られた
〈公的な記憶〉であることを繰り返し指摘する。

 「慰安婦」の多くは、朝鮮の貧しい女性たちだった。

彼女たちを戦場に連れていったのは、
主に朝鮮人や日本人の業者だった。
そこには経済的利益を求める「資本」の論理があった。
ときに誘拐や挺身隊と偽っただましなどもあった。

 しかし、女性たちを犠牲にした家父長制の構造とともに、

植民地朝鮮における、こうした経済的利益を求め、
ときに悪辣な手段を弄した「介在者」の存在は、
「慰安婦」をめぐる〈公的な記憶〉から消されてしまった。
 なぜだったのか。
 著者は、こうした〈公的な記憶〉の形成に、

韓国の中心的な元慰安婦の支援組織である
挺身隊問題対策協議会(挺対協)の運動が
果たした大きな役割を指摘する。

 むろん、挺対協だけの「功績」ではない。

挺対協と同じ認識を持つ韓国国民とメディアの支えによって、
その運動は大きな力となったのである。
そこには、「完璧な被害者」として「道徳的な優位性」を
保持したいというナショナルな欲望があったという。

 「大日本帝国」は、1910年(実質的には1905年)、

朝鮮を植民地とした。
「帝国」に組み入れられた植民地・朝鮮の人々は
「国民」として「帝国」の総力戦に動員された。

 「慰安婦」たちもそうした「国民」だった。

兵士が「帝国」に動員され、「命」を提供する存在だったとしたら、
「慰安婦」は「性」を提供する立場にあった。
戦地の慰安所における兵士たちと「慰安婦」たちとの間は、
一方が他方を抑圧する関係ではなかった。

 それゆえ、「帝国」の総動員体制の被害者同士として、

戦地で「慰安婦」と兵士たちは、さまざまな関係を結ぶことができた。
兵士たちにとって、ときに「朝鮮人慰安婦」は
「日本」を代替して彼らをまさに「慰安」してくれる存在だった。

 しかし、〈公的な記憶〉は

これらをノイズとして消去してしまった。
著者は「慰安婦」が登場するいくつかの文学作品
(そこには、「政治の言葉」「運動の言葉」によって
歪まされていない「慰安婦」の姿がある)を参照して、
そのノイズを聞き取るべく耳を傾け、
「慰安婦」をめぐる多様な語りを提示する。
文学研究者ならではの着目といっていい。

 繰り返して言えば、

ことの発端は「大日本帝国」による朝鮮の植民地化にある。
「慰安婦」たちが強いられた
すべての苦痛の根源がここにある。

 この点での著者に認識にはくもりはない。

「慰安婦は公娼制度があった時代の戦地の売春婦」として
「慰安婦問題」そのもの存在を否定する立場にはな い。
「慰安婦問題」に関して、まっとうな「謝罪意識」を持った
日本人の広汎な存在にも言及する。
「アジア女性基金」による「償い金」の支払いは、
そうした 人々に支えられたものでもあった。 

 「慰安婦問題」が浮上してすでに20年余り。

この間、さまざまな事実が明らかになった。
「強制連行」があったのか、なかったか。
拉致された少女たちだったのか、
自発的な「売春婦」だったのか。

 こうした論争はもう重要ではないのだと著者はいう。

「帝国」によって「性」を商品化された元「慰安婦」たちを、
いま・ここで、どう慰安するのかが
日韓両国の政府と国民に問われているのである。

*ここで紹介した本は、 

三省堂書店神保町本店4階で展示・販売しています。
*「神保町の匠」のバックナンバーはこちらで。


『慰安所管理人の日記』公開の裏側
小北清人 2013年10月23日

[9]支援者たちは「慰安婦」問題をどう理解していたか
朴裕河 2012年04月04日

[13]実践可能な解決を目指して
朴裕河 2012年06月07日

[11]支援側の「現代日本」批判
朴裕河 2012年05月15日

[書評]『遊廓のストライキ』
高橋伸児 2015年05月21日

朝鮮人の責任も問い韓日和解を説く
「帝国の慰安婦」が訴訟騒ぎになる
〝韓国の常識〟 「慰安婦」問題
2014.7.29 08:25
1/3ページ2/3ページ3/3ページ
朴氏は慶応大や早稲田大で学んだ知日家で、
慰安婦問題をめぐる論客の一人でもある。
「慰安婦は強制連行された日本軍の性奴隷」といった
韓国の“常識”を覆 す主張を繰り広げ、
日本に謝罪や賠償を求めている支援団体
「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」
などが朴氏の言動を警戒してきたことは想像に難くな い。 
問題となった同書について、
韓国の主要紙、朝鮮日報(電子版、7月12日)が
「慰安婦問題では朝鮮人も責任を避けられない、
という指摘は認めざるを得ない。
娘や妹を安値で売り渡した父や兄、 
貧しく純真な女性をだまして遠い異国の戦線に
連れて行った業者、業者の違法行為を
そそのかした区町村長、そして何よりも、
無気力で無能な男性の責任は、い つか必ず問われるべきだ」と
朴氏の主張に一部、同調している。
また
「本書を細かく読んでみると、
韓日間の和解に向けた朴裕河教授の本心に疑う余地はない。
元慰安婦を見下したり、
冒涜(ぼうとく)したりする意図がなかったことも明白だ」
と擁護している。

この訴訟騒動について、
米国のリベラル 系インターネット新聞、ハフィントンポスト韓国版
(6月23日)に、木村幹・神戸大教授が寄稿している。
「『帝国の慰安婦』は昨年8月に既に出版されたも のであり、
今の段階で
突如販売差し止め請求がなされるのはかなり奇異な感がある。
背後には慰安婦運動をめぐる、
支援団体と朴裕河間の対立も指摘される」と いう。

 さらに木村氏は
「司法や社会の“常識”を利用して、
ある特定の議論を封殺しようとするのは、
慰安婦問題の解決、糾明を妨げるばかりでなく、
その運動の信頼性を自ら大きく傷つけているだけだ」
と支援団体を批判した。

保守系の韓国紙、東亜日報(電子版、6月17日)は、
朴氏が交流サイト(SNS)、
フェイスブックを通して反論した内容を伝えている。
「支援団体とマスコ ミが作った“韓国の常識”とは違う意見を言って
無事だった人はいなかった。
大統領も支援団体の批判を受けて自身の主張を
曲げたことがある」と朴氏は指摘し ている。

パク・ユハ著『帝国の慰安婦』 

慰安婦:「朝鮮人責任論」のワナ
朝鮮日報  ChosunOnline 
記事入力 : 2014/07/20 07:09
慰安婦は日本軍が「直接」強制連行したのではなかった。
日本軍は業者に慰安所の設置と運営を委託したが、
そうした業者の多くは朝鮮人だった。
朝鮮人慰安婦 は、これらの業者によって人身売買されたり、
連れ去られたりするケースがほとんどだった。
アジア・太平洋全域を舞台に戦争をしていた300万人規模の
日本 軍が、最も後方に位置する朝鮮で、のんきに女性の
強制連行をしていたりはしないだろう。

パク・ユハ教授は「戦争を起こした日本政府と
違法な募集を黙認した日本軍に1次的責任を負わせるべき」
という点を認めながら、法的責任を問うべき人物がい るとするなら、
それは日本政府ではなく、
詐欺・強制売春などの犯罪を行った業者の方だと主張している。

請負業者に法的責任があるのに、
それをそそのかした 当事者には法的責任がない、
という論理は受け入れ難い。
しかし、慰安婦問題では朝鮮人も責任を避けられない、
という指摘は認めざるを得ない。

娘や妹を安値で売り渡した父や兄
貧しく純真な女性をだまして遠い異国の戦線に
連れていった業者、業者の違法行為をそそのかした
里長面長・郡守、そして 何よりも、無気力で無能な
男性の責任は、いつか必ず問われるべきだ。

それでこそ、同じ不幸の繰り返しを防げる。
しかし今は、問題を提起すべき時期ではない だろう。
納得できる謝罪と賠償を
1次的責任を負う日本が拒否している状況で、
韓国側が先に反省したら、
日本に責任回避の名目を与えかねないからだ。

本書を細かく読んでみると、韓日間の和解に向けた
パク・ユハ教授の本心に疑う余地はない。
元慰安婦を見下したり、
冒涜(ぼうとく)したりする意図がなかったことも明白だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
                                         
全峰寛(チョン・ボングァン)KAIST人文社会学科教授

朝鮮日報記者に質問:『帝国の慰安婦』の内容に
一理あるのか 
2014/06/19 11:0 朝鮮日報
■質問:世宗大学日本文学科の朴裕河(パク・ユハ)教授が
著書『帝国の慰安婦』で主張した内容には
一理があるのでしょうか。
またオム記者は朴教授と会ってみて
どんな人だと感じましたか(質問者:ホン・ソンジュン)

■回答:『帝国の慰安婦』で朴教授が主張している内容は1.の通りです
(回答者:オム・ボウン記者)
(1)「日本軍慰安婦」に関する朴裕河・世宗大学日本文学科教授の主張
 朴教授は著書『帝国の慰安婦』の中で
「大韓民国において日本軍慰安婦問題は過去に起きた
事実という次元にとどまらず、現実の政治や価値観によって
影響を受けている」と主張しています。
  同書の306ページには
「今必要なのは、彼女たちを『正しい朝鮮人闘士』に
仕立て上げることで『国家の品格』を高めることではなく、
彼女たちを単なる『一人の個人』に戻してやることだ。
中国やオランダのように敵国の女性が
『完璧な被害』を受けたという記憶を借りてきて、
それによって覆い隠し、朝鮮女性による
『協力』の記憶を無きものとし、少女像を作り上げ
て彼女たちを『民族の娘』に祭り上げる行為は、
家父長制と国家の犠牲者だった『慰安婦』を
いま一度国家 のために犠牲にする行為にすぎない」
と記載されています。
 さらに「慰安婦問題を再構成するわれわれの記憶は
決して正確なも のではなく、互いに異なった記憶の間には
闘争が存在する」とした上で、われわれが持つ記憶が
不完全であることを指摘しています。
つまり朴教授の主張は
「韓国人が持っている慰安婦のイメージは、
慰安婦たちの『記憶と経験』の片方の側面にすぎない」
「そのような形の『慰安婦』そのものに対する不十分な理解と、 
日本による『謝罪と補償』をめぐる『誤解』、
そして現実の政治と絡み合い、
またそれ(政治)に利用されていることが、
20年以上にわたり慰安婦問題が解決 しない
最も大きな理由だ」との見解も示しています。
 朴教授は上記のような自らの考えを表明することで、
日本軍慰安婦被害者につらい思いをさせたようです。
記事にも書きましたが、同書の110ページには
「日本軍による性暴力には単発の強姦(ごうかん)、
拉致した上での性暴力、 管理売春の3種類が存在していた。
(中略)朝鮮人慰安婦のほとんどは
この3番目のケースが中心だった」と記載されています。
このような記述を実際に日本軍によって拉致され、
被害を受けた女性たちが見れば、非常に気分を害すると思います。

(2)朴教授はどのような人物なのか
  読者の質問に対して明確に回答するのは非常に難しいことです。
この点はどうかご理解をいただきたいと思います。
取材に基づいて今回の問題に関する「事実」 を規定することも、
また「人物」を規定することもできません。
朴教授に対する印象や、
断片的な言動だけで本人がどのような人物かを
判断することは難しく、 またそのような判断は適切ではないと思います。
 朴教授は韓国生まれで、日本の慶応大学と
早稲田大学の大学院で日本文学を専攻していました。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 

2014年06月28日 10:50 
アゴラ変質する「従軍慰安婦」議論の危険性 - 長岡 亨

3、「河野談話」当時の「従軍慰安婦」問題は、
もはや日韓に存在しないさらにこうも述べている。
 「娘を売り渡す父親というものは、もとより
家父長制のもたらした存在である。
さらに「朝鮮人労務者」と「朝鮮人兵士」が
日本という国家と日本企業による
被害者であることも事実だ。
しかしそうだとしても、慰安所を利用した
日本人兵士が加害者であるなら、彼らに「慰安婦」に対する
「加害」の部分がなかろうはずはないのである。」(注4)

これはもはや、

「河野談話」が発せられた当時の「従軍慰安婦」問題ではない
日本が韓国に納得させようとしている論点とは全くことなってお り、
非対称である。
「強制性はなかった」という真実を提示することによって修復し、
歩み寄れる論点は存在しない。

「従軍慰安婦」への「強制」があったかど うかという
歴史的事実の検証を問題にしているのではなく、 
日本軍による強制があろうがなかろうが
国家・戦争・男・兵士・家父長制・(現在から遡及した)
負の歴史があれば「賠償」しなければならない、
というイデオロギーだからだ。

たしかに、韓国政府が公式にパクの見解を採用したとは思われない。

しかし、海外で韓国がおこなっている日本バッシングは、歴史事実や
国際慣例を度外視し、 思想的な要求を満足させようとするものだ。
在米韓国人その他の在外韓国人による
常軌を逸した対日プロパガンダは、
おおむねパクの論点そのものか、
国家を呪 詛し、際限なく歴史を
遡及・拡大していく性質を含んでいるのである。

4、対日「思想」戦の宣戦布告をなした
韓国との間に「和解」はありえない
韓国政府は、
「国家を守る」という美名で惑わし(注5)て兵士を動員し、
「彼らの身体と生命を搾取してつらい境遇を生きるようにさせ」
(注 5)る可能性をゼロにできない
 朝鮮半島有事対応を、自縄自縛することになる。

さらに、「帝国」であった西洋諸国をも
「謝罪」と「賠償」の対象としているように、
パクの思想は結局、
半島有事に対する友邦の援助や支援をためらわせ、
”遅れてきた「帝国」”
中国/「軍国主義」国家・北朝鮮に奉仕するものとなる。 

こともあろうに米国や西洋諸国において、
事実に基づかない虚偽事実によって
日本を攻撃している。 
自国を守ることにもなる日米同盟を揺るがせ 
韓国自身の存立をも危うくしている
「国家」に寄生しながら国家を破壊に導く
「市民」や「住民」「個人」など“非国民”の主張する
権利や賠償、補償など一顧だにしてはならない。
韓国の姿勢は、自国の脅威への対応を他国任せにし、

その過程で発生した負の部分を
すべて他国になすりつけるという、
自立心のかけらもない姿そのものである。
そしてこの光景は、明治時代の人が、
さんざん苦慮し、
苦汁を舐めさせられた隣国の実態そのままではないのか。

歴史に学び、歴史を教訓とすれば、このような国家と
友好を深めることなど考えられない。

韓国との間に「和解」などありえない
韓国は、歴史検証問題をすでに通り越して
対日思想戦の宣戦布告」を日本に対してなし ているからだ。
もはや悠長に「河野談合」(注6)を検証している段階ではない。
検証を速やかにかつ確実に終結させ、
対日偽報への対応にシフトしなければな らない。
「談合」発表を契機に「断交」を射程に入れる時がきていることを、
特に日本の政治家は自覚すべきだ。(了)

聯合ニュース
慰安婦が売春婦?被害者らが本の販売指し止め求める=韓国
2014/07/09 19:25
【ソウル聯合ニュース】
韓国で出版された
「帝国の慰安婦-植民地支配と記憶の闘争」が
旧日本軍の慰安婦被害者を「売春婦」「日本軍協力者」と
侮辱したとして、被害者らが同書籍の販売差し止めを求めた
仮処分申請の初審理が9日、ソウル東部地裁であった。
出廷した慰安婦被害者5人は著者の朴裕河
(パク・ ユハ)世宗大教授が被害者の名誉を毀損(きそん)し、
精神的な苦痛を与えていると訴えた。
 慰安婦被害者らは6月、同書籍が慰安婦について、

「基本的に日本の軍人と同志的関係を結んでいた」
などと記述したことに反発し、朴氏を名誉毀損で告訴した。
2014/07/20 帝国の慰安婦:「強制連行こそなかったが、歴史認識がなっていない」

2014/06/15 慰安婦、パク・ユハ教授の著書の出版差し止め求め提訴
パク・ユハ教授 の「 帝国の慰安婦 」に対する
弾圧を行っているのは、ナヌムの家 。
あるいは、ナヌムの家(;挺対協?)に担がれた
「ハルモニ」たち。
この本に関しては、特に批判調でなく
紹介している韓国メディアもあったので、
バッシングしているのは韓国の一部ということだろう...
2014/06/19 韓国議会の中から現実的解決を模索する動き
2014/04/30 揺らぐ挺対協の権威? ソウルのシンポで批判噴出
2014/04/29 [メモ]
2013/09/25 「帝国の慰安婦」 時事
2013/05/12 パク・ユハ世宗大学教授の慰安婦論ツイート
2012/01/24 tweet --web論座・朴裕河(4)に関する
2012/01/12 tweet

 
以上、続・慰安婦騒動を考える より関連記事エントリーの抜粋。

朴裕河 - Wikipedia 
2 発言
2.1 慰安婦問題に関連する批判
2.2 挺隊協への批判
2.3 西大門刑務所についての批判
2.4 2014年の慰安婦問題シンポジウム

従軍慰安婦問題を巡る常識と言論空間
ハフィントンポスト -2014年06月19日 15時59分 JST  
神戸大学大学院国際協力研究科教授 木村幹

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