慰安婦問題について、いろんな報道: VW不正 2005年~06年に決定か。起こるべくして起きたVW「排ガス不正」の真相,NYT。ドイツ検察、詐欺容疑で前CEOの捜査着手。VW城下町ルポ。VW、ソフト作ったボッシュ警告、オーナー一族と主導権争いか。その他関連。

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2015年9月29日火曜日

VW不正 2005年~06年に決定か。起こるべくして起きたVW「排ガス不正」の真相,NYT。ドイツ検察、詐欺容疑で前CEOの捜査着手。VW城下町ルポ。VW、ソフト作ったボッシュ警告、オーナー一族と主導権争いか。その他関連。

ドイツのフォルクスワーゲンがディーゼル車に
不正なソフトウエアを搭載していた問題で、
ドイツの通信社は、
フォルクスワーゲン本社のエンジンの開発部門が
2005年から2006年にかけて
不正ソフトの搭載を決定したと伝えました。

この問題は、フォルクスワーゲンが排ガス規制を逃れるため、
ディーゼル車に試験のときだけ有害物質の排出を低く抑える
不正なソフトウエアを搭載していたもので、
このソフトが稼働する車両は
世界でおよそ1100万台に上るとされています。
ドイツのDPA通信は28日、
ドイツの自動車メーカーの関係者の話として、
ドイツ北部ウォルフスブルクにあるフォルクスワーゲン本社の
エンジンの開発部門が、2005年から2006年にかけて
ディーゼル車への不正ソフトの搭載を決定したと伝えました。
フォルクスワーゲンは当時、苦戦していた
アメリカ市場での販売を伸ばすため、価格を低く抑えながら
アメリカの厳しい排ガス基準を満たす
ディーゼル車の開発を迫られていて、
排ガスの浄化装置の設置はコストがかかりすぎることから
不正ソフトの使用を決めたということです。
今回の不正の責任を取って会長を辞任した
ウィンターコルン氏が2007年に会長に就任する以前から、
フォルクスワーゲンが不正ソフトの搭載を決めていたことになり、
不正の実態解明に向けた焦点の一つとなりそうです。

「アウディ」は210万台が該当
不正なソフトウエアが実際に稼働するとされている
1100万台のディーゼル車のうち、フォルクスワーゲングループの
傘下のブランド「アウディ」は210万台が該当すると、
地元メディアなどに明らかにしています。
また、同じくフォルクスワーゲングループのチェコの「シュコダ」は、
120万台が対象になったことを明らかにしています。
一方、フォルクスワーゲンはワゴン車や小型トラック、
合わせて180万台が対象になったとしていますが、
それ以外の車種については詳細を明らかにしていません。
ドイツの運輸当局はフォルクスワーゲンに対し、
来月7日までに詳細な対応策を提出するよう求めています。

2015年9月30日水曜日
<VW不正>日本でもあった!「NOx規制逃れ」。
昔からいろんなスキャンダルやペテンを見てきた自動車業界。
それにしてもこれほど策を弄したようにみえる例はめったにない。
米国の排ガス規制を回避するために、
フォルクスワーゲン(VW)が高度のソフトウェアを用いるという
厚顔無恥なまねをしていた。

まさかそんなことがこの会社で起きるなんて…と
世界中の消費者も規制当局も当惑している。
VWといえばドイツ最大の 民間企業。
昨年は売上高が2025億ユーロという世界最大の自動車メーカーだ。
しかし同社の歴史、文化、そして会社機構を見てみると、
なぜ今までこういう ことが起こらなかったのかと
不思議に思えるかもしれない。

「スキャンダルの温床となるような企業統治だった」と
デラウェア大学ジョン・L・ワインバーグ企業統治センター所長の
チャールズ・M・エルソン教授は言う。
「起こるべくして起こった事故なのだ」。 

お家騒動が絶えない
第二次大戦前にナチス政権下で国営企業として設立されたVWだが、
今は同族支配でいて州政府が大株主、加えて労組も関与するという
珍しい統治体制になっている。
ドイツ国内でも「異色の存在だ」と、
欧州の企業統治に詳しいマールブルク・フィリップス大学の
マルクス・ロー ト教授は言う。
「すったもんだが続いてきた」。 
 
最近は実権を握るポルシェ家で数十年に及ぶ内紛があり、
経営権奪取に向けて秘策が巡らされたかと思うと、
役員会議室でクーデター発生という具合に、
国内メディアの大衆紙誌に至るまで騒がせてきた。
今週の南ドイツ新聞はその企業統治を北朝鮮の支配体制になぞらえて、
「強権的でとっくに時代遅れ。機能する企業統治ではない」と指摘した。

今年の春に退陣を強いられるまで監査役会長として
君臨していたフェルディナント・ピエヒ(78)は
12人の子供を持つ。
1993年にアウディ社での活躍を経て親会社VWの会長に就任した。
世界で売り上げ1位になることを目標として 掲げ、
まさにそれが現実になった。
だが彼はマルティン・ウィンターコルンCEOを排除しようとしたあげく、
自身が4月に退任するという結果をみた。
その ウィンターコルンも今週辞任を余儀なくされた。 
フェルディナント・ピエヒの影響力の強さの証として、
2012年にその4人目の妻
ウルズラ・ピエヒ監査役に選出されたことがある。
http://jp.wsj.com/var/plain_site/storage/images/media/images/120314_vw.jpg/9662319-2-jpn-JP/120314_vw.jpg.jpg
幼稚園の教師だったウルズラは、ピエヒ家の家庭教師を務めたのちに
フェルディナントと結婚したという人物だ。
多くの株主は彼女には資質と独立性が欠けていると抗議したが、
彼らはほとんど影響力を有していない。
議決権のある株式の半分以上はポルシェ家とピエヒ家の面々が保有し、
彼らは親族間の合意の下にひとつの株主ブロックとして議決権を行使する。

強い権限をもつ監査役会執行委員会の定員5名のうち
3名は労働側代表で、監査役会メンバーの半数も組合役員と労働側だ。
残る半数のうち2名は議決権の20%を握る
ドイツ北西部ニーダーザクセン州の政府が指名する。
また2名は17%の議決権をもつカタールの政府系ファン ド(SWF)の
カタール・ホールディングの代表が務める。
さらにピエヒ・ポルシェ一族が5名、企業幹部1名という構成だ。

この監査役会は、外部の意見が入り込むすきはなさそうな
小さな輪として「エコー・チェンバー化」しているとエルソンは言う。 

隔絶された世界
筆者は今週、VWの元幹部に話を聞いた。
とりわけ排ガス関連のスキャンダルはほぼ不可避だったと彼も言う。
企業として周囲から遮断され、役員会が排他的であることに加えて、
社内のエンジニアたちに環境規制に対する根深い敵意があったというのだ。

今は競合他社で働くその元幹部は匿名を条件に語った。
VWの本拠地ニーダーザクセン州ウォルフスブルク
住民一人当たりの所得がドイツ国内で最高水準にある。
そして隔絶された町という意味で、
自動車産業が全盛期だったころのデトロイトを上回るほどだという。
「経済のすべてが自動車だ。
住民は自動車とその環境に及ぼす影響について無批判でいる。
なぜなら全員が自動車業界で生計を立てている」。

しかも
「経営側と組合側がVWのように
密接な間柄の会社はほかにない」という。
VWは「監査役会の過半数に仕事を保 証している。
経営側も政府も組合側も完全雇用を願っている。
雇用は多ければ多いほどいい。
VWはドイツ国民に雇用を提供するという使命を担うものと見なさ れている。
だからこそ世界一を目指す。何でもありなのだ」。

雇用の拡大には成功してきた。
VWによると昨年は60万人近くを雇用して約1000万台を生産した。
それに比べると業界2位のトヨタは34万人で生産台数900万台弱だ。

ただしエルソンに言わせると、
雇用の最大化を第一目標とすべきではない。
監査役会の目的は、投資家のために経営を監視すること、
そして企業としての長期的な健全性と利益性を確保することにある。
「経営側の目標は自身の雇用を保つことにあり、
組合側の目標は雇用と諸手当を守って増やすことにある。
根本的な対立だ」。

この点ではVWもドイツ国内の大企業各社と同様だ。
ドイツでは共同決定(ミットベスティムンク)という政策の下、
企業の監査役会には労働側と株主側が同数参加することを求められる
この方式はユーロ圏のその他の国々やドイツ企業に投資する
外国の年金基金から批判を浴びてきた。
今回のスキャンダルをうけて変更を要請されそうなものだが、
ロートはそう見ていない。
「労組は争いもせずに共同決定を手放したりしない。
国民も馴染んでいる」。
これまでVWは特に環境問題について動きが鈍い。
主要各社に比べて電気自動車やハイブリッドカーの
エンジン技術への投資が少なめだ。
「ドイツ人の間には、排出量問題で
米国が自動車業界を標的にするのは
不公平だという見方がある」とロートは言う。
「電気自動車のために
石炭火力発電所で発電するようでは得るものがない」。

VW元幹部の話では、エンジニア主導の社風ゆえに
もう一歩踏み込んだ考え方もある。
エンジニアたちは政治家、
特に米国の政治家の鼻持ちならない偽善だと感じているというのだ。
発電所で化石燃料を使用するかぎり電気自動車など無意味だと、
彼らは文句を言う。
「自分たちが いちばんよく分かっているという優越感がある」。

それでもVWも環境法制に従うべきだと主張したところで、
ロートによればウォルフスブルクの町の人たちは聞く耳を持たない
売り上げ1位を目指すことのほうが大切なのだ。
排ガス規制回避のソフトウェア問題も、
米国におけるディーゼル車の拡販が動機だったという見方が多い。

そんな姿勢はVWに限ったことではないし、
ほかの自動車メーカーでも規制回避はしたくなるかもしれない
とはいえVWには社外役員が不足しているため、
特に外部から隔離状態だった可能性がある。 

財務上の危機迫る
スキャンダルは今なお展開中だ。
VWが被る損害を思うと、
企業統治の姿勢や取り組み方に変化を強いられるかもしれない。

これから膨大な数の調査や訴訟に立ち向かうことになるのだ。
そのために73億ドルを用意したというが、とても十分に は思えない。
裁判費用などは十億ドル単位を超えるだろうし、
米環境保護局(EPA)だけでも
最高180億ドルの制裁金を科す恐れがある。
対象車1100万 台のリコールについても検討が必要だ。
なにしろ車の性能を落とすことなく問題のソフトを削除して
排ガス基準を満たせるという方法はまだ明らかでない。

9月18日、EPAが調査について発表する前のVW株価は
約160ユーロ(180ドル)だった。
その後30%ほど値下がりし、260億ドル以上の時価総額を失った。

VW広報担当は同社の企業統治に関してコメントすることを拒んだ。

閉鎖的な体制でスキャンダルを柔軟に乗り切ることができるか、
答えが出るのはこれからだ。
財務面で痛手を負い、会社の評判が落ち、
長期的に存続できるかどうかが問われる。

エルソンはVWは消滅しないと信じている。
「投資家からはあまり信頼されない。
きっと切り抜けるだろうとは思うが、
ドイツ政府が救済せざるを得ないということになっても
決して不思議ではない」。 
(執筆: James B. Stewart記者、翻訳: 石川眞弓)
© 2015 New York Times News Service 
 フォルクスワーゲンの会長に決まったマティアス・ミュラー氏(左から2人目)
=独ウォルフスブルクで2015年9月25日、AP
                 VW新トップにポルシェのミュラー会長
排ガス規制を逃れるためにディーゼル車に
不正なソフトウエアを搭載していた問題を受け、
フォルクスワーゲン(VW)が経営陣の刷新を決めた。
前代未聞の不祥事でブランドイメージは失墜。
全世界レベルでの販売とともに巨額の制裁金や
対策費用などの支払いに伴う財務への悪影響が懸念される中、
フォルクスワーゲンはどんな手を打ち、この多難を乗り切るつもりなのか。
9月25日に開いた監査役会で決まった新経営体制とその主要な顔ぶれ、
人物像を詳しく見てみよう。
まず、今回の不祥事の責任を取って辞任した
マルティン・ヴィンターコルン前社長の後任に就いたのは、
ポルシェの現CEOであるマティアス・ミュラー氏だ。
2020年までフォルクスワーゲンを率いるという契約も結んだ。

グループ新CEOは、見習工からの叩き上げ
ミュラー氏はドイツの自動車メーカーのトップとしては珍しく、"
Dr."ではなく、"Mr."である。
「トレイ ニー」と呼ばれる見習工からの叩き上げだ。
現在のドイツ車メーカーの役員の中でトレイニーからの叩き上げは、
BMWの技術担当取締役であるクラウス・フ ルーリッヒ氏くらいだろう。
1953年旧東ドイツのザクセン州ケムニッツ生まれ、
インゴルシュタットで高校を卒業した後、
アウディAGにて工具制作見習いとして働いた。
さらに、ミュンヘン応用科学大学
(Munich University of Applied Sciences)で
コンピューター・サイエンスの学位を修得した後、
1978年にIT技術者として、再び、アウディAGに入社する。
その後、アウディのブランド戦略やプロダクト戦略を立てる
プロジェクト・マネージメントとして辣腕をふるう。
2007年には、フォルクスワーゲン・グループおよび
ブランドのプロダクト・マネージメントの責任者に就任する。
筆者はフォルクスワーゲン・グループがポルシェを傘下に修めた後、
ミュラー氏が2010年にポルシェAGのCEOとなった際に
インタビューしたことがある。
当時のコメントが以下だ。
「私がプロダクト・マネージメントを担当した当時のアウディは、
年産35万台規模の小さな会社であり、
大きさの違うセダンしか作っていませんでした。
アウディが成長するための戦略を考えて、
プロダクト・ポートフォリオを組み立てることは、
その後の成長にとって非常に重要でした。
フォルクスワーゲンに移ってからは、
トヨタをターゲットにプロダクト・ポートフォリオを構築しました」

公式プロフィールには紹介されていないが、
このインタビューの際に、ミュラー氏の父親が「DKW」で
モータースポー ツに関わっており、少年時代に
サーキットに連れて行ってもらったことに話題が及んだ。
DKWとは独アウディの前身にあたる4社のうちの1社で、
自動車とバ イクを製造していたメーカーだ。
ミュラー氏は大学ではコンピューター・サイエンスを専攻したが、
1990年代にボランティアとして日本に住んでいたことがあり
その際にトヨタ、ホンダ、マツダ、スバル(富士重工業)、
といった日本車メーカーを通して自動車に詳しくなったそうだ。

「A3」「TT」「A8」を成功に導く
確かにアウディは、ミュラー氏がプロジェクト・マネージメントを
担当した「A3」でコンパクトカーに進出し、 
「TT」でスポーツカーの分野での成功を収めた。
「A8」の成功によって、プレミアム・ブランドとしての地位も確立した。
さらに当時のミュラー氏は、
ポルシェの新CEOとしての経営方針も語ってくれた。
「フォルクスワーゲン本社のあるウォルフスブルク、
アウディが拠点とするインゴルシュタットに続き、
ポルシェの研究所があるバイザッハは、グループにとって
3つめの大きな研究開発拠点になります。
パナメーラ、ベントレーなどの上級ブランドに加えて、
ケイマン、R8、ガヤルドなど、ミッドシップのスポーツカーの
開発拠点になる計画もあります。
プロダクトとは、製品や製産だけではなく、
経営、顧客、サービス、ロジスティッ クなど、
すべての要素が関連して形成されるものです。
良いプロダクトを生むことこそが、
自動車メーカーにとって成功の秘訣なのです」
フォルクスワーゲン・グループの公式発表文からも、
ミュラー氏の人物像が見えてくる。
「戦略、経営、社会適応性において優れた人材です。
フォルクスワーゲン・グループおよびブランドをよく知っており、 
全力で新しい任務に取り組むことができます。
監査役会は、彼の物事を建設的に見極める能力を評価しています」
(監査役会会長(暫定)、ベルトホルト・フー バー氏)
「必要なのは、拙速に物事を決める人ではありません。
彼の意志の強さと決断力を特に評価しています。
独断的ではなく、チームプレイヤーです。
それこそが今のフォルクスワーゲンに最も必要なことです」
(グループ従業員協議会会長、ベルント・オースタロー氏)

もう一人、新経営陣の中で注目すべき人物が
BMWの前技術担当取締役であり、
フォルクスワーゲン・ブランドのCEOに就任してまもない
 http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-FX949_VOLKSW_P_20141209072113.jpg
ヘルベルト・ディース氏だ。
1958年にミュンヘンで生まれたディース氏は、
ミュンヘン応用科学大学で学んだ後、ミュンヘン工科大で
機械工学博士号を取得した、生粋の”ミュンヘンっ子”。
ロバート・ボッシュでジェネラルマネージャーを務めた後、
1996年にBMWに入社した。
筆者はディース氏にもインタビューしたことがある。
輝かしい経歴から厳格なドイツ人を想像するが、
実は気取らないカー・ガイであり、筆者が初めて会ったときには
学生時代にイノチェンティ・ミニに乗って旅して回ったことや、
ミニの工場を立ち上げるときの苦労を話してくれた。
ディース氏の経歴で目立つのは、サプライヤー出身の経験を活かして、
2000~2003年にミニのオックスフォード 工場の立ち上げの際に
サプライ・チェーンを構築したことだ。
新型ミニの製産ラインを立ち上げるにあたって
英国におけるサプライヤーを評価したところ、
「日本のサプライヤーは対応が迅速で、
しっかりした供給体制を持っていたので、活用した」という。

東日本大震災時には東北に足を運んだ
2007年にBMWグループの物流および
サプライヤー・ネットワーク担当取締役に就任した後、
ミニの工場立ち上げで の経験を活かして、
BMWブランドでも日本のサプライヤーの活用を進めて
コスト削減と利益率の向上に貢献した。
2011年の東日本大震災の直後、
外国人が 日本を抜け出す中、ディース氏は被害の大きかった
東北地方まで足を運んで、復旧にあたるサプライヤーを激励した。
2012年からは研究開発担当となり、
トヨタとの提携を通じて日本と関わり続けた。
・・・以下、省略。

VW不正
ベルリン=玉川透
2015年9月28日23時08分
ドイツの検察当局は28日、
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制試験をめぐる不正問題で、
引責辞任したマルティン・ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)について、
詐欺容疑で捜査に着手したことを明らかにした。独メディアが一斉に伝えた。

特集:フォルクスワーゲン不正問題
 検察当局は声明で、排ガス規制試験を不正にかいくぐるソフトを

搭載していると知りながら、ディーゼル車を販売していたかどうかが
捜査の焦点になると指摘。
購買者を欺いた詐欺容疑にあたるとみられる。
名前は明らかにしていないものの、前CEOのほかにも
不正に関わった疑いがある人物について、
VWから告発を受けているとしている。

 不正問題を巡っては、前CEOら同社幹部が、

排ガス規制試験をクリアしたように見せかけるソフトを
ディーゼル車に搭載していた実態について、
事前にどこまで把握していたのかなどが焦点となっている。
同社は、不正に関わった疑いがある複数の社員を
停職処分にしたことを明らかにしている。

 独メディアによると、ウィンターコルン氏は

2007年にVWのCEOに就任。
拡大する中国市場の開拓に注力するなどして
14年に初めてグループの 世界販売台数で1千万台を超えた。
VWは米国では08年以降に販売したディーゼル車に、
問題となったソフトを搭載していたとされる。

 前CEOは先週、一連の責任を取る形で辞任したが、

不正への関与は否定していた。(ベルリン=玉川透)

VWに「搭載違法」、ソフト作ったボッシュ警告
2015年09月28日 11時01分 YOMIURI ONLINEホームへ
【ベルリン=井口馨】独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を巡り、
独大衆紙ビルト(電子版)は27日、ディーゼル車に搭載されていた
ソフトウェアを作った国内の部品製造会社が2007年、
販売車両への搭載は違法としてVWに書面で警告していたと報じた。
同紙によると、ソフトウェアは
ドイツの自動車部品メーカー・ボッシュが提供。
ボッシュは07年、有害物質の排出量を抑えるソフトウェアは
開発時の使用に限定され、
販売車両には搭載できないことをVWに伝えていた。
ボッシュ社の書面については、VWが社内調査で膨大なメールや
会議録を分析した際に判明したという。
ボッシュは同紙に対し、「守秘義務があり答えられない」と回答した。
ソフトウェアには、排ガス試験の際だけ基準値を
満たすように作動するプログラムが組み込まれていた。

VW城下町ルポ 「税収減り、公共サービスに影響」市民は不安
VWが排ガス規制を不正に逃れていた問題は、
本社と世界最大の工場を構える企業城下町、
ウォルフスブルクに影を落としている。
人口の半分がVWに勤める町で、
誇りを傷つけられた市民らはいら立ち、生活への影響を憂う。
(ドイツ北部ウォルフスブルク・小嶋麻友美)

巨大な煙突とVWのエンブレムが運河沿いで目を引く。

本社と年間約八十四万台を生産する工場、
テーマパークを擁する敷地は約六・五平方キロ。
二〇 一三年、ウォルフスブルク市は国内総生産(GDP)が
一人当たり九万二千ユーロ(約千二百四十万円)で、
国内で最も裕福な都市だった。
市民の半数の約六万人が工場で働く。

中心部のかばん店店長エルヘム・アマラさん(26)の父親も
三十年、VWに勤めた。
「街を歩く人は地元住民か、商談や視察でVWを訪れた人。
VWなしではウォルフスブルクは成り立たない」 

かん口令が敷かれ現役社員の口数は少ないが、

女性従業員(36)は「VWは大会社で安心感がある。
労働時間が短縮されるかもしれないが、失業の心配はない」と話した。
とはいえ、待つのはいばらの道だ。

排ガス量を不正に操作していたディーゼル車は世界で千百万台。
最大百八十億ドル(約二兆円)の制裁金のほか、エンジンの交換費用、
購入者への賠償など負担は計り知れず、業績悪化は避けられない。
地元のディーター・シュリックさん(64)は

「VWからの税収が減り、公共サービスに影響することが不安だ。
近年、機械化で人員削減を進めていた。
さらに雇用がカットされたら市民生活はどうなる」と心配した。 

 「北米で新型パサートが発売される時期を狙って、
ドイツ車のイメージを悪くするためにやった」。
飲食店員のマリオさん(30)はそう憤る。
他の社もやっている」「VWを陥れようとする米国の策略
などの声が少なくないのは、誇りが傷ついたことへの
市民のいら立ちの裏返しにも見える。
シュリックさ んは「
いろんな車に乗ってきたが、VWは中古でも壊れたことがない。
ソフトに問題があっても、品質は傷ついていない」と強調し、
「VWが信頼を失ったというにはまだ早い」と力を込めた。 

VW、07年に違法性認識か 取引先が文書で警告
2015/09/27 22:44共同通信
 【ベルリン、ニューヨーク共同】
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が違法ソフトウエアにより
排ガス 規制を不正に逃れていた問題で、このソフトをVWに納入した
ドイツ自動車部品大手ボッシュが2007年の時点で、
VWに対してソフトの違法性を文書で警告していたことが27日、分かった。
11年にもVWの技術者が社内で規制逃れの違法性を提起したが、
問題は是正されなかったという。ドイツ各紙が伝えた。

同社が早くから不正を認識しながら、規制を逃れたディーゼル車の開発や

販売を続けてきた可能性が強まってきた。
上層部がどの程度把握していたかが今後の焦点となりそうだ。

VW「違法のおそれNHKニュース
9月27日 19時26分
ドイツのフォルクスワーゲンが
ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、
ドイツのメディアは、すでに2011年の段階でソフトウエアの使用が
法律に違反するおそれがあると社内で指摘されていたと報じました。 

急いだ体制刷新
ロンドン=寺西和男  2015年9月27日13時46分
ディーゼルエンジン車の排ガス不正の発覚から1週間、
ドイツの名門企業のフォルクスワーゲン(VW)が、
トップ交代を発表した。
不正問題の影響が世界に広がり、
経営立て直しを急ぐ必要に迫られたためだが、
オーナー一族との経営の主導権争いなどが
引き金を引いたとの見方もある。

特集:フォルクスワーゲン不正
「かつて経験したことのない挑戦が立ちはだかるなかで、
(トップを)受けることにした」。
新しい最高経営責任者(CEO)に就いた
マティアス・ミュラー氏は25日の記者会見で、危機感をこう表した。
引責辞任したマルティン・ウィンターコルン氏に代わって
組織改革を急ぎ、「信頼回復につとめる」と話した。

VWは、22日に不正を起こす可能性があるソフトを積んだ車が
世界で1100万台にのぼり、対応にあたって特別損失として
65億ユーロ(約 8700億円)を計上すると発表した。
1年間の販売台数に相当する台数だが、
ウィンターコルン氏はビデオ声明で、
自ら指揮を執る考えを示していた。

風向きが変わったのは、最高意思決定機関である
監査役会の23日の主要メンバーの会議だ。
この日夜に辞任表明に追い込まれたウィンターコルン氏は声明で、
「ここ数日のできごとに衝撃を受けた」と、悔しさをにじませた。

オーナー一族で20年以上もトップとして君臨した
ピエヒ前監査役会長は、米国事業などへの意見の相違から、
4月に辞任した。
だが、VW株を約51%保有する持ち株会社は、
ポルシェの創業家一族のポルシェ家とピエヒ家が実質支配し、
その意向が働きやすい。
不正問題を機に、ピエヒ氏らがウィンターコルン氏を
一気に追いやろうと急いだとの見方もある。
ポルシェ家出身の監査役会のメンバーは25日、
「ミュラー氏をとても信頼している」と述べ、
新経営陣を支える考えを示した。

ドイツ政府からも、メルケル首相が22日、
「すべてを透明にするのが重要だ」と述べるなど、
すみやかな対応を求める声が出た。
自動車は部品を含むと同国の輸出の2割弱を占め、
すそ野が広いだけに、国内経済への影響も大きい。
米国が検査を強化し、ディーゼル車が多く売れている中国も
調査を始めるなど、影響は世界に広がる。
新経営陣には、原因究明や消費者への丁寧な説明が、
いっそう求められそうだ。(ロンドン=寺西和男)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20150924000076_commL.jpg
 2015年09月27日 00時21分 YOMIURI ONLINEホームへ
【ニューヨーク=越前谷知子】
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で、
発覚後にVWの株価が急落して損失を被った投資家らが、
VWを相手取り、
米バージニア州の連邦地裁に集団訴訟を起こす手続きを始めた。
 対象となるディーゼル車の購入者らによる
集団訴訟も全米各地で起こされている模様だ。
スイスが対象車の販売を禁止する方針を固めたとの報道もあり、
影響が拡大している。 
 担当する法律事務所によると、原告側はVWが誤った情報開示で
ディーゼル車の販売を増やし、収益を上げたと主張。
不当に株価をつり上げた後、
問題発覚で株価の急落を招き、投資家に損失を被らせたという。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなど欧米メディアによると、
スイス当局は、VWが不正ソフトウェアを組み込んだ
ディーゼル車の販売を禁止する方針を固めた。
週明けにも正式に発表する見通し。
すでにスイス国内で利用されている車は対象外だという。
2015/9/26 22:47 日本経済新聞 電子版
  【ジュネーブ=原克彦】スイスの交通規制当局は25日、
独フォルクスワーゲン(VW)による排ガス試験の不正問題を受け、
同グループのディーゼル車の一部 の販売禁止を決めた。
今回問題となっている不正なソフトを搭載した車種が該当するとみられ、
18万台が影響を受ける見通し。
不正発覚後の各国の対応では最も厳しく、
他の国に広がれば経営への打撃が深刻化しそうだ。
 欧米メディアが一斉に報じた。「ユーロ5」と呼ばれる
古い排ガス基準に対応したエンジンを使う車種が対象で、
主に2009年から14年に生産したものの販売・登録はされていない
いわゆる流通在庫車。
VWのほか傘下ブランドの「アウ ディ」「シュコダ」「セアト」が含まれる。
 既に車を購入した消費者はこれまで通り使用できるほか、
最新の排ガス基準「ユーロ6」に対応した車種は対象外だ。
販売禁止の期間などは明らかにしていない。
 スイスの新車市場は年約30万台。
VWグループはそのうち3割のシェアを占めている。
 VWはディーゼル車で違法なソフトウエアを使い、
試験時にだけ窒素酸化物(NOx)の排出量を減らしていたと認めている。
不正の対象車は世界で1100万台にのぼり、
世界の各国が再検査などに乗り出している。
<VW不正>険しい信頼回復 会長選出、順当人事に疑問の声
毎日新聞 9月26日(土)22時29分配信 ヤフーニュース

“何が不正なのか”自動車メーカーに見直し迫る
鶴原 吉郎 2015年9月25日(金)2 3

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲ ン(VW)の
ウィンターコルン会長は23日、
同社が米国でディーゼル車の排ガス規制を逃れていた問題で
「不正の責任を取ることにした」として辞意を表明した。
米当局が最大2兆円超の巨額制裁金を科すとされるほか、
各国当局の制裁金や消費者による集団訴訟などで
損害額は10兆円規模に達する可能性もある。(夕刊フジ 
VWの監査役会幹部らは23日、辞任申し出を受け入れるとともに、
規制逃れに関わった社員を刑事告訴することを明らかにした。
 VWは世界で1100万台にのぼる対象車両の回収や
無償修理費用として65億ユーロ(約8664億円)を引き当て た。
また、大気浄化法違反での調査を発表した米環境保護局(EPA)による
制裁金は最高180億ドル(約2兆1584億円)にのぼるほか、
米国の各州当 局、世界各国の当局なども制裁金を科す可能性がある。

 さらには問題車両の所有者らが損害賠償などを求めて
米国でVWを集団提訴する動きも出ている。
今回の不正が悪意の あるものと認定され、懲罰的な意味合いも加われば、
VWの負担額はさらに数兆円規模拡大する可能性もある。
VWの株価は暴落し、時価総額にして2兆円超が 吹き飛んだ。
ブランドイメージの失墜で世界的な販売台数の減少も避けられない。

 なぜ名門VWで不祥事が起きたのか
VWの米国での販売は1~8月に前年同期より2・8%減っており、
劣勢を挽回する切り札として積極的に宣伝したのが
「クリーンディーゼル」の呼び名でアピールしてきたディーゼル車だ。
 問題となったソフトは、試験時に排ガス浄化機能がフル稼働して
NOxの基準を満たす一方、通常走行時には浄化機能が大きく下がる。
ライバル車よりも見劣りするのを嫌気し、不正に手を染めたとみられている。
 VWでは今年4月、ピエヒ監査役会長がドイツ誌に
ウィンターコルン氏と「距離を置いている」と語ったと報じられ
「お家騒動」が表面化
ピエヒ氏が辞任に追い込まれ、勝ったウィンターコルン氏は
任期を当初予定から2年延ばし2018年末までにするとみられていた。

フォルクスワーゲンのお家騒動を振り返るMarket Hack
2015年09月25日12:45
フォルクスワーゲンは
1937年に創業した会社で、

最初に出したクルマはビートルでした。
ビートルはアドルフ・ヒトラーが

伝説的なエンジニア、
フェルディナンド・ポルシェ
指示して作らせた「国民車」で、
ベストセラーになりました。
第二次大戦後、フォルクスワーゲンは英軍に接収され、

1948年に西ドイツ政府に返還されました。
そして1960年に民営化されました。
2005年に故フェルディナンド・ポルシェゆかりの

フォルクスワーゲンに対し、ポルシェが経営権奪取を企てます。
ポルシェはカリフォルニア州サンディエゴに本社のある

バリュー投資を専門としたブランディスから持ち株を譲り受け、
それをタネ玉として2007年3月までに30%を超える株数を玉集めします。
ドイツの証券法では30%の株式を取得すると

強制的にテンダー・オファーで残りの全株式を
買い付ける公告をしなければいけません。
ただこの法律では

「幾らのプレミアムを払いなさい」という規定はありません。
それを利用して、ポルシェはわざと思いっきり低い提示価格

(当時、場で付いている値段より低かったです)で
「この値段で買い取ります」という公告を出しました。
当然、一般株主は、誰もそれに応じないわけです。

結局、一株も公開買い付け出来ず、

ポルシェはフォルクスワーゲンの30%株主のまま、
現状維持されるかのように思われました。
しかしポルシェには秘策がありました。

ポルシェは、キャッシュ・セトルド・オプションとよばれる、

金融機関との相対取引で、将来、キャッシュを払う代わりに
フォルクスワーゲンの株式を現引き出来る取り決めを結んだのです。
このキャッシュ・セトルド・オプションは、

別名、エクイティ・スワップと呼ばれることもありますが、
個人投資家の方にとっていちばんイメージしやすい喩えは、
一種のCFD(差金決済取引)だということです。
つまり通常、CFD取引ではトレードをした結果、

「勝った、負けた」という結果、ないしはポジションを建てた値段と、
手仕舞ったときの値段との差額だけをキャッシュで清算する
(=cash settledという表現は、ここから来ています)
タイプの取引なのです。
だからトレード自体は本人と金融機関との間での取り決めに過ぎず、

実際に金融機関がその取引から生じたリスクをヘッジするために
フォルクスワーゲンの現物株を場で拾うかどうかは、
その金融機関の肚一つで決めれば良い事です。
この場合、ポルシェが「差額のキャッシュで儲けたお金を

清算してくれるのではなく、やっぱり現物が欲しいです」
とリクエストすれば、金融機関は
現物株をポルシェに渡さなければいけません。
ただポルシェがそういうリクエストを出すまでは、

金融機関がヘッジ目的で手当てしておいた
フォルクスワーゲン株の名義は金融機関の名義になるわけです。
つまりキャッシュ・セトルド・オプションを利用する目的は、

名義人の隠蔽(いんべい)にあるわけです。
このような取り決めを結んだ後、

ポルシェは「これまでにフォルクスワーゲンの42.6%を取得した
そしてさらにキャッシュ・セトルド・オプションにより
75%まで買い付ける権利を有している」
と発表して世界をアッと言わせたのです。
しかしポルシェとフォルクスワーゲンでは事業規模が全然違います。

つまり「小が大を呑む」買収なので、
実際にフォルクスワーゲン株を現引きして
買収を成就するためには巨額の借入をする必要がありました。
一般の機関投資家の多くも(ポルシェが買収資金を

用立てることは不可能だろう)と判断します。  
このような睨み合いが続いているとき、リーマンショックが襲い、
世界の金融機関は生死の境を彷徨う状況になります。
アメリカではゼネラル・モーターズが
事実上倒産の危機に瀕し、政府へ救済を仰ぎます。
このような状況でポルシェが持ち株を

過半数の51%に引き上げるのが完了すれば、
フォルクスワーゲン株を買い支えている買い手は居なくなるので、
フォルクスワーゲン株は暴落するリスクがあるのです。
2008年10月からフォルクスワーゲン株が急落しはじめ、

ポルシェは高値でフォルクスワーゲン株を仕込んだ分が損になり、
株式買付のためにした借金が返せなくなり、破産の危機に瀕します。
  結局、ポルシェは自分の持っているフォルクスワーゲン株5%を供出し、
ショート・セラーが借株をちゃんと調達せずに場で売った
ショート・ポジションの受け渡しを付け、解け合いに応じます。
こうしてポルシェには100億ユーロを超える負債が残り、
フォルクスワーゲンの買収は失敗に終わりました。
2012年7月に今度は逆にフォルクスワーゲンが

ポルシェの50.1%を取得すると発表しました。
これにより、もつれ合った両社の株式の持ち合いが、
スッキリ整理されたわけです。
フォルクスワーゲンが排ガス不正をはじめたのと、
上に述べたM&Aバトルでフォルクスワーゲンの経営が
大混乱に陥った時期とは符号しています
排ガス不正の直接の引き金が

上に述べたお家騒動であると結論付けることは出来ないでしょうが、
当時のフォルクスワーゲンが焦っていたことは、
このエピソードからも窺えるとと思います。 

 2015.9.25 19:24更新 【VW排ガス不正問題】 2
「摘発」したのは米地方大学 
性能の高さを調べようとしたら…
【ワシントン=小雲規生】
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が違法ソフトで
排ガス規制を逃れていた問題で、
発覚のきっかけとなった実験を行った
米ウェストバージニア大に注目が集まっている。
同大学は過去にもディーゼルエンジンの
排ガス規制逃れの解明に貢献したことがあり、
一地方大学の実験能力に驚きの声があがっている。

同大学の研究班は、自動車などの環境性能向上を目的とする
米民間非営利団体(NPO)の依頼を受けて、
BMWのスポーツ用多目的車「X5」、V
Wの乗用車「ジェッタ」「パサート」のディーゼル3車種の排ガスの成分を、
実際に路上を走行させて実験した。
欧米メディアによると、研究班に実験を依頼した米NPOは当初、
欧州車の環境性能の高さを立証して、欧州でも米国並みの
高い排ガス基準を作るよう促すつもりだった。
NPOの関係者は「VWやBMWを疑うつもりは全くなかった」と話している。
ところが実験を行ってみると、「ジェッタ」と「パサート」で排ガスに含まれる
窒素酸化物(NOx)の量が、最大でそれぞれ基準の35倍、20倍に達した。
研究班は昨年5月に実験結果を公表した。
この結果を知った米環境保護局(EPA)が改めて調査結果を確認して、 
VWを追及。
VWは当初、路上走行時に浄化機能が低下する原因は「技術的な問題」
にあるなどと釈明していたが、EPAが2016年型製品の承認を出さないと
警告したため、違法ソフトによる不正行為を認めたという。

ロイター通信によると、研究班は15年以上前、
路上走行中の排ガスの成分を測定する小型の装置を開発した。 
1998年には、米重機大手キャタピラーなど7社が
大型ディーゼルエンジン車に搭載した違法ソフトで、
高速道路走行時の排ガス浄化機能を低下させていた
問題の解明に協力した実績がある。 
 世界最大の自動車メーカーの座をうかがうVWは、
「クリーン」を売りにしてきた。
フォルクスワーゲン(VW)でのキャリアを終わらせた同社の不正は、
今年9月3日にロサンゼルスの東のオフィス施設の一角で暴かれた。

何カ月もの言い逃れの末に、VWの技術者たちがやっと、
カリフォルニア州環境保護局の大気資源委員会の調査官らに秘密を打ち明けた。
排ガス検査でごまかしをするための「装置」を車に取り付けていたというのだ。
そのことを1年以上、大気資源委員会および米環境保護局に隠してきた。

発覚に至る道は2013年に始まった。
ディーゼルエンジンによる大気汚染を心配した欧州当局が、
米国で販売された欧州車の路上走行での排ガス検査を望んだ。
米国での路上検査の結果は欧州のものよりも試験場での
検査結果に近いだろうと考えたからだ。
ところがそうはなら ず、カリフォルニア州が調査に乗り出すことになった。
最後には25人の技術者がほとんど専業で取り組んだ結果、
VWが検査結果をごまかすためのソフトウエ アを使っていることが発覚。
このソフトは少なくとも1100万台の車に搭載されていた。

ワシントンとベルリン、サンフランシスコにオフィスを持つ
非営利団体の国際クリーン交通委員会(ICCT)
欧州当局から排ガス検査の実施を委託された。
ICCTは2013年の早い時期にウェストバージニア大学の
代替燃料・エンジン・排ガスセンターで研究者らを雇用した。
1989年から、エンジン排ガスと代替燃料の使用について
研究している同センターが、VWのパサットとジェッタを含めた
3車種のディーゼル乗用車を検査することになった。

同センターで研究する助教授のアービンド・ティルベンガダム氏は
「最初からメーカーの不正を見つけようとしていた わけではない。
何か違った発見をすることを期待して検査していただけだ」と話した。
  パサットとジェッタに加えBMWの「X5」を使って
13年3-5月にかけて試験したところ、VW車は試験場では
排ガス規制の法的基準を満たすのに、
路上では基準よりはるかに多くの窒素酸化物を排出することが分かった。
セ ンターは14年5月に研究結果を公表し、
カリフォルニア州の大気資源委員会が調査を開始した。

委員会の調査官らはVWの技術者たちと何カ月も会議を繰り返し、
VWは同年12月に約50万台をリコール、
それに よって問題が解決すると伝えた。
しかし委員会が再び検査すると、
修理後も状況はほとんど変わっていなかった。
委員会のスタッフはVWに答えを求め続けたが、
VW側は検査の方法や
検査機器の調整に問題があったと言うばかりだった。

しかし検査を何回やり直しても路上と試験場で結果が異なり、
あまりの不可解さに調査官らは
車のコンピューターに格納されているデータを調べ始めた。
そして遂に、ハンドルの動きなどから排ガス検査中であるかどうかを
識別するソフトウエアを発見。
VWは09-15年にか けてこのソフトを、
エンジンをコントロールするモジュールに組み込んでいたのだった。

さらに9回の会議で調査妨害を続けた揚げ句、
VWの技術者は今年9月3日にとうとう、白状した。
「われわれが集めた証拠とデータの蓄積の前に、
彼らは文字通り言い訳の種が尽きた」と
大気資源委員会のスタンリー・ヤング報道官が述べた。
原題:How Smog Cops Busted Volkswagen and Brought Down Its CEO(抜粋)

辞意表明のVW会長、朝日新聞デジタル
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が
排ガス規制を不正に逃れるソフトウェアを使っていた問題で、
ビンターコルン最高経営責任者(CEO)が辞意を表明した。
不正が発覚した米国だけでなく、欧州各国や
韓国の政府も調査に乗り出す方針を示すなど影響は広がっており、
業績でも大きな痛手になる。

VW排ガス規制、不正1100万台 制裁金2兆円超も
ビンターコルン氏は23日、

自社のホームページに載せた声明で
「ここ数日に起きた出来事にショックを受けている。
VWグループで、これほどの規模の
不祥事が起きうるということにあぜんとしている」と説明した。
その上で
「CEOとしてディーゼルエンジンにまつわる不正行為の責任を受け止め、
監査役会に辞任を申し入れた」とした。

一方で

会社の利益のためになると思うから(辞任を)するのであって、
私には落ち度はない」として、自らは不正に関与していないとも主張した。
同 氏は22日に公表したビデオ声明で
「一部の人の過ちによって、従業員の誠実で懸命な仕事ぶりが
疑われることがあってはいけない」とも述べたが、
不正が「組織ぐるみ」だったかは具体的に言及しなかった

VWは、不正なソフトウェアを使っていたディーゼルエンジン車と

同型のエンジンを積んだ車は、世界で1100万台あると22日に公表した。
これを受け、ドイツや韓国に加え、フランスやイタリアなどの当局が23日までに、
調査に乗り出す方針を表明した。対象となる車は日本では販売していないという。 
 米環境保護局(EPA)によると、
「ゴルフ」「ビートル」などのディーゼル車に使われていたソフトウェアは、
米当局の排ガス基準の適合試験の間だけ排ガスを低減する一方、
通常の運転では基準の10~40倍の窒素酸化物(NOx)を排出していた。

EPAは大気浄化法の違反の疑いで調査に着手している。

米メディアによると、調査結果次第では米当局から
最大で180億ドル(約2兆1600億円)の制裁金が科される可能性がある。
米メディアは、米司法省も刑事捜査を始めたとも伝えている。
(田中美保、リスボン=寺西和男) 

独VW、のしかかる制裁金「180億ドル」の重圧
クリーンディーゼルの排ガスデータを改竄

Reuters  2015年09月22日 東洋経済オンラン 
米当局が排出ガス基準のデータ改竄問題でフォルクスワーゲン社を非難。
この影響により、同社の株式は9月21日早朝の取引だけで、
1日の下落幅として過去最大の下げ幅を被った。
同社には、最大180億ドルの
制裁金の支払いを求められる可能性があるのだから、当然だ。
緑の丘、青々とした草木を走るビートル。
周囲にはきれいな風景が拡がっていた。
しかし、マーケットを眺めてみれば、
今やフォルクスワーゲンの立場は非常に悪くなっている。
フォルクスワーゲンの「クリーンディーゼル車」は、
結局のところ明らかにクリーンではなかったのだ。
アメリカ当局は、同社がビートルを含むモデルの
排出ガス基準データを改竄していたことを発表した。
公道における通常走行時には、
公表データの最大40倍の汚染物質を排出する可能性がある。
これはフォルクスワーゲンに180億ドルの制裁金の支払いを科する
可能性のある犯罪だ。
同社CEO(最高経営責任者)の
マルチン・ヴインターコルン氏は謝罪し、社内調査を命じた。

他の「クリーンディーゼル車」は大丈夫か
ヘンダーソン・グローバル・インベスターズで
グローバル・エクイティ部門の主任を務めるマシュー・ビーズリー氏は、
この影響は非常に大きいものにな ると予想する
「すべてのメーカーのディーゼル事業、すべての世界的な自動車メーカーに
汚点を残すリスクがあります。今現在はアメリカのフォルクスワーゲン
だけの問題ですが、同社全体の問題になる可能性もあります。
そして、実際には世界中のディーゼルメーカーの
問題になり得る可能性もあるのです」。
フランクフルト自動車ショーの煌びやかさは、いつも通り、
この大きな自動車メーカーの勢いを誇示している。
しかし、このスキャンダルは煌びやかさとは反対のものだ。
バーダー銀行のステファン・シャルフェッター氏は次のように言う。
「今日、われわれは至るところで自動車業界の株式が
急落していることを目の当たりにしています。
フォルクスワーゲンほどではないものの、ダイムラー クライスラーや
BMWの株式にも影響を与えています。
今現在ドイツの自動車業界で起こっていることや、
これから起こることについて、不確実なことがたくさ んあるからです」
先週、フランクフルトモーターショーでフォルクスワーゲンの首脳は
満面の笑みを浮かべていた。
リーダーシップ危機が決着し、監査委員会が今後の方針を
明らかにする段取りになっていたからだ。
しかし、それから数日で、この会社が抱える問題はずっと大きくなってしまった。
 
VW Dieselgate Emissions Scandal: Top 5 Hard Questions  英語。字幕スイッチあり
for Volkswagen Brass VW Dieselgate The Fast Lane Car
排出スキャンダル:フォルクスワーゲンブラスのためのトップ5のハード質問 
総統閣下は、フォルクスワーゲンの不祥事に大激怒のようです 十六夜唯

市況かぶ全力2階建
盛り上がった株ネタや震える材料を紹介しています
自爆したフォルクスワーゲン、株価ボロクソバーゲン 

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