慰安婦問題について、いろんな報道: 櫻井よしこ、なぜ岸田外相は中国・王毅外相の不遜な主張に反論しないのか?。中国王毅外相の慇懃無礼さ…【日中外相会談】誠実に歴史反省、「中国脅威論」まき散らさない …中国が対日4項目を要求 関係改善目指すことは確認。王毅氏発言にネットで「非礼だ」批判 「気骨見せた」擁護も。その他関連。

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2016年5月2日月曜日

櫻井よしこ、なぜ岸田外相は中国・王毅外相の不遜な主張に反論しないのか?。中国王毅外相の慇懃無礼さ…【日中外相会談】誠実に歴史反省、「中国脅威論」まき散らさない …中国が対日4項目を要求 関係改善目指すことは確認。王毅氏発言にネットで「非礼だ」批判 「気骨見せた」擁護も。その他関連。

岸田外務大臣 李首相と会談「関係改善が必要」

岸田文雄外相に、王毅外相は北京で
4月30日、ニコリともせずに言った。
「中日関係は度々谷間に陥った」
「その原因は日本側が一番よく分かっているのではないか」
 一方的な対日非難に等しい不遜な主張の王毅氏に、
岸田氏は
「両国外相の往来が途絶えていることは望ましくない」と、
穏やかに返した。
 居丈高になる必要はないが、日本外交はこんなことでよいのか。
中国は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に
慰安婦を登録するため、昨年5月、
韓国、北朝鮮、台湾、フィリピン、オランダと連帯委員会を発足させた。
彼らは今月末の申請締め切りをにらんでいる。
日本の外相として、王氏に慰安婦などの歴史問題を公正に扱うよう、
冷静にクギを刺すくらいのことはすべきであろう。

 明星大学教授の高橋史朗氏が早くから警告してきた
(UBCプレス)の凄まじい内容を外務官僚は岸田氏に伝えたのか。
中国がユネスコに提出する申請資料の核となるとみられている書で、
すでにCNNやウォールストリート・ジャーナル紙などで紹介されている。
 同書は、上海師範大学教授の蘇智良氏ら3人の共著で、
英文で250ページ余り。
カナダのブリティッシュコロンビア大学、香港大学、
オックスフォード大学の協力で出版された。
内容は荒唐無稽だが、名門オックスフォード大学も
出版に関わっているため国際社会の信用を勝ち取りやすい。
読めば、クマラスワミ報告を読むのと同様の暗澹たる思いになる。
物語の非現実性と無残な描写は、
日本人ではなく
むしろそれを書いた中国人の精神性をよく表現している。
日本人は政治家、外交官、一般国民まで、
中国人がどのように歴史を捏造するか、知っておくべきだ。
 「序言」にはいきなり15歳のリュー・ミアンフアン氏が
母親の眼前で日本軍に拉致されたという以下の証言が登場する。
日本軍は村人を一カ所に集めた。
30歳前後の日本兵が「お前はとても美しい」と、
彼女を引きずり出した。抵抗してひどく殴られた。
3~4時間歩かされ、日本軍の拠点に連行された。
その日「数人の日本兵」に犯された。
 娘を心配した父親が、飼っていたヒツジ全てを売り払い、
銀貨100枚の身請け金を用意した。
軍の拠点を訪れ、日本の軍人に叩頭して娘の解放を頼んだ。
父親は通訳を介し、娘は病気だ、
解放されて病気が癒えたら必ず連れ戻すとも懇願した。
日本軍は金を受け取り解放に応じた。
 このような話、日本軍が身請け金を受け取るなど
逆立ちしてもあり得ないと、日本人ならわかる。
身請け話が真実でなければ、日本軍が女性の美醜を吟味して
直接連行したという、そもそもの事の始まりも真実かと疑うものだ。
しかし、これは序の口だ。
蘇氏は同書で中国人慰安婦102人の証言を記録したとして、
87人は日本軍が「直接」拉致したと断じている。
 同書では慰安婦は全体で約40万人、
少なくとも半分は中国人慰安婦で、
日本軍が中国人慰安婦の大部分を
自らの手で拉致したという非難が繰り返される。
日本軍の直接関与と女性への苛酷な扱いが、
中国における日本軍の特徴だと日本政府の責任を問うている。
 蘇氏は上海大学の中国慰安婦研究センター長でもある。
同センターの統計に基づいて、慰安婦の75%が
日本軍に蹂躙されて死亡した、
その数は(40万人の75%で)30万人という報道もなされている。
 同センターの慰安婦研究に中国政府から
資金が出ていることを高橋氏が指摘しており、
中国政府が慰安婦に関す
る蘇氏らの捏造を背後から支えていると言ってよいだろう。
中国は本格的な対日歴史戦を仕掛けてきているのである。
反日教育で醸成された中国人の底知れぬ暗い情念と、
そこから生まれる歴史戦のとてつもない厳しさを、
日本人、とりわけ外務省は認識しているのか。
 著書には日本人の残虐性を描写するくだりが多数あるが、
それらはいずれも日本人の行動ではなく、
むしろ中国の古書「資治通鑑」に見られる中国人の行動に通底する。
本当に残酷な中国史大著「資治通鑑」を読み解く (角川SSC新書)
2014/9/10 麻生川 静男 (著)
《資治通鑑》について
2005/1/17 改訂 執筆者: 宣和堂

たとえば日本軍は
「6カ月の妊婦を裸にして広場のテーブルに縛りつけ、
乱暴を働きながら撮影し、
腹部を切り裂き銃剣で胎児を引き出した」などである。
 この種の無残な記述のあと、同書は、
日本兵が生まれつき邪悪でないと仮定しても、
「日本軍の残忍さと無慈悲さは理解し難い」と書いて、
あたかも日本人が中国人や米国人らとは異なる
特殊な蛮民であるかのように貶めている。
昨年、中国はユネスコの記憶遺産に
「南京事件」を登録、日本はそれを防げなかった。
今回、慰安婦の登録を阻止できるのか。
記憶遺産の選考過程をより公正・透明にする
制度改革が進みつつあるのは
日本政府の働きかけとして評価してよい。
だが、制度改革だけでは不十分だ。
中国の登録を止めても、捏造された歴史を覆す情報を
日本側は精査し、発信準備を整えているか。
 安倍晋三首相は慰安婦問題で、
「性奴隷あるいは20万人といった事実はない」
「強制連行」を示すものはない。
「軍の関与」は慰安所の設置、健康管理、衛生管理、
移送についてだと明確に回答済みだ。
 外務省は一連の首相発言を
同省ホームページにも掲載していない。
客観的事実の発信は日韓慰安婦合意にも反しないが、
発信する気がないのか。発信だけでなく、
捏造を覆す情報の発掘や研究にも外務省は消極的である。
国家あげての中国の企みに、
日本も国をあげて立ち向かわなければならないいま、
民間情報センターの必要性を痛感するものだ。


「侵略」だなんて iRONNA
中国はことあるごとに、「侵略戦争」を発動した日本という
〝歴史問題〟を持ち出して、日本を国際社会における
「永遠の罪人」に仕立て上げようとする―。
これは『日中戦争の「不都合な真実」』(北村稔・林思雲 PHP文庫)
からの引用だが、この一書を読めば、事柄の大筋と本質がよくわかる。

2016.5.1 00:49 2 【日中外相会談】 産経ニュース
誠実に歴史反省、「中国脅威論」まき散らさない
…中国が対日4項目を要求 関係改善目指すことは確認
【北京=田北真樹子】中国を訪問している岸田文雄外相は
4月30日、北京市内の釣魚台迎賓館で王毅外相と会談し、
関係改善に向けて努力することで一致した。
 岸田氏は東シナ海や南シナ海問題に対する日本の懸念を伝えた。
王氏は「日本が『中国脅威論』や
『中国経済衰退論』をまき散らさない」
などとする4項目の「希望と要求」を行った。
 岸田氏は、外交担当の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)
国務委員とも会談し、安倍晋三首相と習近平国家主席の
首脳会談の早期実現に向け、協議を加速することで一致した。
 日本の外相の訪中は国際会議出席を除くと4年半ぶり。
岸田氏は記者団に
「(会談が)日中関係の歯車を回す端緒になった」と述べた。
 岸田氏は李克強首相とも会談。
李氏は「関係改善の基盤はまだ確固たるものではない。
双方は改善の勢いを保ち、
両国関係が正常な軌道に戻れるよう取り組むことを望む」と述べた。
中国外務省の発表によると対日要求は、
(1)誠実に歴史を反省し、「一つの中国」政策を守る
(2)積極的かつ健康的に中国の発展を取り扱い、
「中国脅威論」や「中国経済衰退論」をまき散らさない
(3)経済面で中国を対等に扱い、互恵を基礎に
各領域の協力を推進
(4)国際・地域協力で中国への対抗心を捨てる-の4項目。
 外相会談では
「互いに協力のパートナーであり、脅威にならない」と確認。
北朝鮮の核実験やミサイル発射については
「深刻な懸念」を共有し、国連安全保障理事会の
対北制裁決議の厳密な履行を確認した。
停滞する世界経済の安定へ連携していくことや、
副首相級が出席するハイレベル経済対話開催でも一致した。
 王氏は秋にも日本で開く予定の日中韓外相会談のため
訪日する意向を示した。
一連の会談で中国側から
熊本地震への見舞いの言葉があり、岸田氏は謝意を示した。
 スカボロー礁近海航行に反発か
中露が初の合同ミサイル防衛演習へ 対米念頭に共同行動を
二階氏、楊国務委員と会談 頻繁な日中首脳会談実施を訴え

2016.4.30 21:29 【日中外相会談】 産経ニュース
意外?当然? 王毅氏発言にネットで「非礼だ」批判
「気骨見せた」擁護も
中国の王毅外相が30日、日中外相会談の冒頭で
「誠意があるなら歓迎する」などと発言したことに対し
「招待しておいて礼儀に欠けるのでは」
と批判する声が中国のインターネット上で相次いだ。
 王外相は冒頭、岸田文雄外相に対し
「中日関係が谷底に落ちた原因は
日本側が自分で分かっているだろう」
「あなたが誠心誠意を持って来たのなら
われわれは歓迎する」などと発言、
その間、笑顔を一切見せなかった。
 これに対し、中国のネットでは
「気骨を見せた」と評価する声も多い一方で
「一国の外相が言う言葉か」
「外交儀礼は(粗末な)田舎の接待にも劣る」
「低級だ」などの批判が目立った。
 王外相は3月の記者会見で日本に対し
「中国を友人と見なすのか敵と見なすのか」と迫るなど
「指導部の幹部の中でも対日強硬姿勢が突出している」
(外交筋)との見方が出ている。
会談冒頭の発言はそうした見解を裏付ける形となりそうだ。(共同)
【日中外相会談】中国「南シナ海」介入回避に腐心 
 右傾化は2位の経済大国への“嫉み”? またも驚きの持論を披露

米中は2月23日の外相会談で「米朝平和協定」も話し合う
6カ国協議の開催に合意した。
韓国は寝耳に水だったようだ(写真:AP/アフロ)
朴槿恵(パク・クンヘ)外交が惑う。
米国で「韓国切り捨て論」と「北朝鮮への接近構想」が
同時に語られ始めたからだ。

日韓には核武装させよ
米大統領の予備選でトランプ(Donald Trump)候補が、
日本と韓国には核武装させろ、と言い出しました。
鈴置:
共和党候補の中で支持率トップを走っている人ですから、
この発言は日本でも大いに注目を集めました。
トランプ氏がニューヨークタイムズ(NYT)の
インタビューに答え、語ったものです。

 記事は「In Donald Trump's Worldview, America Comes First, 
and Everybody Else Pays」(3月26日)で、日韓に関する部分は
3段落目から。要旨は以下です。
トランプ氏は、日本と韓国には米国の核の傘に頼らせるよりも、
自前で核武装させた方がいい、と述べた。
彼は、日韓が駐留経費をちゃんと支払わないのなら
米軍を撤収すべきだ、と語った。
 日本の多くのメディアはこの発言を報じる際に
「核武装」を見出しにとりました。
が、トランプ氏の主張の本質は「日韓との同盟破棄論」です。
 駐留米軍のコストをすべて払え。
それが嫌なら同盟を破棄する。
同盟を失ったらやっていけないというのなら、
日韓は勝手に核でも持てばいいだろう、という理屈です。

韓国はただ乗りだ
 トランプ氏は予備選出馬当初から、韓国に関し
「安保ただ乗り」と言い募ってきました。
NYTに語る5日前、ワシントンポスト(WSP)の
インタビューを受けた時にも、
韓国を名指しして「ただ乗り」批判をしています。
「核武装」には言及しませんでしたが。
 記事は「A whirlwind day in D.C. showcases Trump's unorthodox 
views and shifting tone」(3月21日)で、韓国に関する部分は
下から2番目の段落からです。
トランプ氏は「韓国は豊かで大変な工業国家だ。
だが、我々はしていることへの正当な対価を
(韓国から)受け取っていない」
「我々はいつも船や飛行機を送って戦争ゲームを行う。
というのに、かかった経費のほんの一部だけ
支払ってもらっているのだ」と語った。
アジアに関与することで米国は利益を得ていないか、
との質問にトランプ氏は「個人的にはそうは思わない」と答えた。

2015年秋からトランプを警戒
 過激化する一方のトランプ発言に、
オバマ(Barack Obama)大統領も
ほっておけないと考えたのでしょう。
4月1日に以下のように批判しました。
外交政策や核政策、
朝鮮半島や世界の多くを知らない人の発言だ。
米国にとって日韓との同盟はアジア太平洋でのよりどころであり、
地域の核拡大の可能性を防いできた。
この重要性が分かっていない人に、
ホワイトハウスの主になってほしくない。
 米国の指導層も「外交の素人であり、
子供に聞かせられないような下品なもの言いの
トランプ氏が大統領に選ばれることはまずない」
と口をそろえます。
 でも韓国人は、トランプ氏が大統領にならなくても
彼の度重なる発言により「韓国切り捨て論」が
米国で勢いを増すのではないかと恐れているのです。

韓国のメディアは日本より先に騒いでいましたね。
鈴置:
ええ、韓国紙は
2015年秋からトランプ発言に注目していました。
シニア記者は「ただ乗り論」を警戒し、
反論もしてきました(「日本を『一撃』できる国になりたい」参照)。

「身に覚え」のあった韓国人
なぜ、韓国メディアは日本よりも早く騒いだのでしょうか。
鈴置:
韓国人は「身に覚え」があったからです。
朴槿恵政権は米国には後ろ足で砂をかけ、
中国側にすり寄りました。
「ただ乗り」どころか「裏切り」です。
 2015年10月には朴槿恵大統領との共同会見の席で、
オバマ大統領が「韓国が我々と同様にしっかりと声をあげて
中国を批判することを望む」と語ったことさえあったのです
(「蟻地獄の中でもがく韓国 」参照)。
 それだけに韓国人は「裏切り者として、
米国に捨てられるかもしれない」と、
トランプ発言に首をすくめてきたのです。
言説から推測するに、
トランプ氏はまだ「韓国の裏切り」に気づいていないと思いますが。
 米国がトランプ化するのではないかと
韓国が恐れ始めたまさにその時、
米国が中国の意見を取り入れ「非核化のために、
北朝鮮と平和協定も話し合う」と言い出しました。
このあたりは前回説明した通りです。
 韓国はトランプ候補だけではなく、
オバマ大統領の動きにも神経を尖らせることになったのです。

「米中朝」対「韓」
「平和協定を巡る米中の談合」に
韓国人はいつ気がついたのですか?
鈴置:
2月23日の米韓外相会談の直前まで、
韓国メディアが知らなかったのは確かです。
2月18日、聯合ニュースが「
北の核で『同床異夢』」(2月18日、韓国語版)を配信しました。
 前日の2月17日に王毅外相が
「非核化と平和協定を同時に進める交渉を提案したい」
と発言したことを受けて書かれたものです。
見出しの「『韓米日』対『朝中』」を支えるのが以下のくだりです。
中国が対話を強調しているが、韓米日は
6カ国協議再開には北朝鮮が最小限、核凍結の措置をとるなど
非核化の意思を見せねばならないとの立場を維持している。
 この時、少なくとも平和協定に関しては
「韓米日」対「朝中」から
「米中朝」対「韓」の構図に変化しかけていた。
それなのに、聯合ニュースは「中国が何と言おうと、
我々の後ろには米国が付いている」と考えていたのです。
 なお、この記事は韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)
報道官の以下の発言も報じています。
現時点では北朝鮮が挑発を中断し、
誠意ある非核化の意思を見せることが
(平和協定の論議よりも)優先されねばならない。

核開発の時間稼ぎ
 この発言から韓国政府が「米中の談合」を知っていたかどうか、
推し量るのは難しい。政府は自分が外されかけていることを
知っていたかもしれません。
ただそうだったとしても、
メディアに漏らしていなかったのは確実です。
 まだこの時点で、普通の韓国人は
米国との「平和協定よりも非核化が先」という合意が、
生きていると信じていたのです。
 だから米中外相会談後のケリー国務長官の発言
――「北朝鮮が非核化を話し合う場に来れば、
最終的には平和協定も可能だ」に、
韓国人は大きなショックを受けました。
 朝鮮日報の朱庸中(チュ・ヨンジュン)副局長兼国際部長が
(3月3日、韓国語版)は韓国の焦りを代弁しました。
結論が以下です。
韓国政府の頭の上で
米中が新しい絵を描くのなら尋常な話ではない。
平和協定問題に関し韓国は消極的だ。
しかし今、平和協定を持ち出す時ではないことを、
米国にも中国にも堂々と語るべきである。
 なぜ韓国人が平和協定を議題にするのが危険と考えるのか、
日本人にはピンと来にくいので、
北朝鮮の意図を説明した部分を翻訳します。
1973年のベトナム平和協定により米軍が撤収した2年後に、
ベトナムは共産化された。北朝鮮にとっては、
同じことが朝鮮半島に起きることが最も望ましい。
しかし、これはさすがに難しい。
そこで北朝鮮は国際社会の
対北制裁に関する雰囲気を和らげるか、
あるいは密かな核・ミサイル開発の
時間稼ぎをするために平和協定攻勢を繰り返すのだ。

引導を渡された韓国

北朝鮮が平和協定を唱える目的の1つは、

核開発の時間稼ぎにあるのですね。
鈴置:
ええ。というのに北の提案に、
中国に加え米国までも乗り始めた。
このため、2月23日の米中外相会談の後、
米国務省の定例ブリーフ「Daily Press Briefings」では
「米朝対話」や「平和協定」に関する質問が
連日のように出ることになりました。
 「米国は王毅外相の『並行協議』提案を受け入れ、先に北の非核化、

その後に平和協定――という方針を変えたのか」との質問です。
いくつかは、韓国の記者によるものと思われます。 
まず、2月26日のブリーフでトナー(Mark C. Toner)副報道官が
「6カ国協議の再開を望んでいる」とケリー長官の言葉を確認しました。
米中南北日露による6カ国協議は、平和協定を議論する場になります。
原文は以下です(「平和協定を巡る動き」参照)。
I think we want to see the Six-Party process start again.


平和協定を巡る動き(2016年)
1月6日 北朝鮮、4回目の核実験
1月15日 北、米韓演習中断と核実験中断・平和協定締結の取引を提案
2月7日 北朝鮮、長距離弾道ミサイル実験
2月17日 王毅外相「非核化と平和協定を同時に進める交渉を提案」
2月21日
WSJ「4回目の核実験の前に米朝が平和協定に関し秘密交渉」
米国務省報道官、WSJJ報道に関連「北が交渉を提案してきた」
2月23日
ケリー国務長官「北が非核化を話し合う場に来れば平和協定も」
王毅外相「6カ国協議再開を通じ中国の当然の役割を果たす」
2月26日 米副報道官「6カ国協議再開を望む」
3月2日 国連安保理、対北朝鮮制裁案を採択
3月3日 米報道官「並行協議に関し米国が排除したことはない」
3月7日 米韓合同軍事演習開始(4月30日まで)
3月8日 ソン・キム特別代表「韓国が知らない米中の秘密取引はない」
3月11日 リッパート駐韓大使「イラン、キューバ、ミャンマーと関係改善」
3月14日 尹炳世外相「韓米中3カ国協議は遠くない未来に稼働と期待」
3月15日 金正恩第1書記「早いうちに(次回の)核とミサイル実験を断行」
3月20日 オバマ大統領、キューバを訪問し21日にカストロ議長と会談
3月22日 ソン・キム代表と金烘均・本部長、3カ国協議推進で一致

さらに3月3日のブリーフで国務省のカービー(John Kirby)報道官が
「(非核化と平和協定を)何らかの形で並行して協議する
可能性について米国が排除したことはない」と語りました。
we haven’t ruled out the possibility that there could sort 
of be some sort of parallel process here.
 結局、一連の記者とのやり取りの中で米国は、
韓国に対し「6カ国協議を再開し、
そこで平和協定も話し合うことにした。
中国も合意している。
文句はないな」と引導を渡すことになったのです。

オバマよりトランプがまし
 韓国にとって
“トランプ大統領”の方がまだましかもしれません。
「朝鮮半島から米国が逃げ出す」のに過ぎないからです。
いざとなれば、トランプ氏の勧めに従って、
核武装する手もある。
 一方、オバマ大統領は核武装を許してくれないまま
「韓国の敵との接近」に動いているのです。
いずれにせよ、米国の2つの“新思考外交”が
韓国を惑わせることになります。
(次回に続く)=4月8日に掲載予定

前回から読む)
 米国、中国と北朝鮮が「米朝平和協定」の締結を模索する。

韓国は蚊帳の外だ。

激変する日本の安保環境
鈴置:
朝鮮戦争(1950―1953年)に正式に終止符を打つ
「平和協定」。これをテーマに
米国と北朝鮮が話し合う可能性が出てきました。
 米朝がこの協定を結んで国交を樹立すれば朝鮮半島は、
少しは安定するかもしれません。
逆に、より不安定になるかもしれません。
在韓米軍の削減・撤収につながるでしょうから
(「朴槿恵外交は『暴走』から『迷走』へ」参照)。

 いずれにせよ、
日本を取り巻く安全保障の環境が大きく変わります。
動きを注視する必要があります。
米朝平和協定は東アジアにとって「パンドラの箱」なのです。
韓国には参加資格がない

韓国は平和協定に参加しないのですか。
鈴置:
そこが微妙な点です。
1953年に結んだ休戦協定により、朝鮮戦争は「中断」しました。
協定に署名したのは米国と、中国・北朝鮮です。
当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が
あくまで統一を求め休戦に反対したため、
韓国は署名に加わらなかったのです。
 北朝鮮は、一時的な休戦協定を恒久的な平和協定に
置き換えることで地域の安定を増そう、とかねてから唱えてきました。
米国との関係改善や在韓米軍の撤収が狙いです。
 実は「韓国に対する嫌がらせ」も北朝鮮の目的の1つなのです。
「韓国は休戦協定に署名していないので、
平和協定を議論する資格はない」と、
交渉の場から排除できるからです。
 とは言っても現実には、韓国軍も北朝鮮軍と対峙しています。
米朝だけが平和協定を結んでも実効性がありません。
議論に韓国が加わるかは、
駆け引きの材料として使われていくのでしょう。

乱れる米韓の足並み
今回、韓国はどう対応しているのですか?
鈴置:
動きがとれないでいます。
そもそも当事者というのに韓国は、
平和協定を交渉のテーブルに載せる動きを
米国からちゃんと知らされていなかったフシがあります。
 2015年9月に中国が開いた天安門での軍事パレードに
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が参加しました。
それ以来、米国は韓国に肝心なことを教えてくれなくなった
――と言う韓国の記者もいます。
 平和協定を巡る論議が韓国の“弱点”であることは
米国も分かっています。
だから、これまでは
北朝鮮の誘いに安易に乗ることはなかった。
 特に、北朝鮮の核開発が問題になって以降は
「北が核で何らかの譲歩を示して
初めて平和協定を議論する」ことで
米韓は足並みを揃えてきました。それが乱れ始めたのです。
 北の核問題が深刻になったため、
対北政策に関しては米国は中国への依存を増しています。
当然、韓国の意見には耳を貸さなくなります。
 韓国人は「米中が何か密約を結んだのではないか」
「韓国は米国から裏切られるのではないか」
と疑心暗鬼に陥りました。
メディアにも、そんな心情を吐露する記事が載るようになりました。

米朝秘密交渉から米中合意へ
「米朝が平和協定を巡り秘密交渉」

と米国紙が報じたことがありましたね。
鈴置:
2月21日にウォールストリートジャーナル(WSJ)が
「4回目の核実験の少し前に、米朝が戦争の正式な終結
――つまり、平和協定――に関し秘密交渉していた」
と特ダネを書きました
before latest Nuclear Test」(英語版)という記事でして
「4回目の核実験のため、
米朝の秘密交渉は途絶えた」とも報じました。
 この部分を読んでほっとした韓国人もいたでしょう。
でも、それはすぐに裏切られました。
今度は米中が、平和協定を6カ国協議
――朝鮮半島を巡る
多国間協議で話し合うことで合意したのです。
 流れを追うと分かりやすい。
「表・平和協定を巡る動き」をご覧下さい。
北朝鮮は4回目の核実験の9日後の1月15日に
米韓演習中断・平和協定締結と、
核実験中断を取引しようと米国に提案しました。

平和協定を巡る動き(2016年)
1月6日 北朝鮮、4回目の核実験
1月15日 北、米韓演習中断と核実験中断・平和協定締結の取引を提案
2月7日 北朝鮮、長距離弾道ミサイル実験
2月17日 王毅外相「非核化と平和協定を同時に進める交渉を提案」
2月21日
WSJ「4回目の核実験の前に米朝が平和協定に関し秘密交渉」
米国務省報道官、WSJ報道に関連「北が交渉を提案してきた」
2月23日
ケリー国務長官「北が非核化を話し合う場に来れば平和協定も」
王毅外相「6カ国協議再開を通じ中国の当然の役割を果たす」
3月2日 国連安保理、対北朝鮮制裁案を採択
3月7日
米韓合同軍事演習開始(4月30日まで)
洪磊・中国副報道局長「中国の玄関先での米韓演習に懸念」
3月8日 ソン・キム特別代表「韓国が知らない米中の秘密取引はない」
3月11日 リッパート駐韓大使「イラン、キューバ、ミャンマーと関係改善」
3月14日 尹炳世外相「韓米中3カ国協議は遠くない未来に稼働と期待」
3月15日 金正恩第1書記「早いうちに(次回の)核とミサイル実験を断行」
3月20日 オバマ大統領、キューバを訪問し21日にカストロ議長と会談
3月22日 ソン・キム代表と金烘均・本部長、3カ国協議推進で一致

同日配信の朝鮮中央通信の記事

「朝鮮外務省、敵対勢力らの反・共和国挑発行為を非難」
(韓国語)の一節を以下に翻訳します。
朝鮮半島と東北アジアの平和と安定のために、
我々が示した
「米国の合同軍事演習の中止」対
「我々の核実験の中止提案」と
「平和協定の締結提案」
を含むすべての提案はいまだに有効である。

中国提案に乗った米国
このニュースは初耳でした。
鈴置:
ええ、日本でも韓国でも、
ほとんど報じられませんでした。
「北朝鮮のいつもの宣伝攻勢」と見なされたからです。
ましてや、米国がそれに乗るとは想像しにくかった。
 なおこの記事で、北朝鮮は「平和協定の締結」を
自らが米国に与える案件に数えています。
実態は逆なのですが「平和協定を結んでほしい」と
米国に頭を下げれば、舐められると考えたのでしょう。

韓国が「日本が望むなら
通貨スワップを結んでやってもいいぞ」
と言ってくるのと、似ていますね。
鈴置:その通り、全く同じです。
北も南も「見栄張り」なのです。
話を平和協定に戻しますと、次に動いたのが中国です。
王毅外相が2月17日に
「非核化と平和協定を
同時に進める交渉を提案する」と語りました。
 これも想定の範囲内の動きでした。
米朝が平和協定を結べば、
在韓米軍を追い出せるかもしれない。
中国は北京の目と鼻の先の朝鮮半島に
駐留する米軍が目障りでしょうがない。
願ってもない話なのです。 
 だから多くの朝鮮半島観察者も、
たぶん韓国政府も
「中国がダメ元で言い始めたな」と見たわけです。
 でも、驚いたことにその6日後の2月23日、
米国のケリー国務長官が
「もし北朝鮮が非核化を話し合う場に来れば、
朝鮮半島の未解決の問題を解決するための平和協定も
最終的には可能だ」と述べたのです。
中朝の「平和協定の締結を話し合おう」
との提案を米国が受け入れたのです。
 米国務省の発表資料
ちゃんと「平和協定」
(peace agreement)という単語を使っています。
以下です。
it can actually ultimately have a peace agreement
 with the United States of America 
that resolves the unresolved issues of the Korean Peninsula, 
if it will come to the table and negotiate the denuclearization.

見過ごされた大ニュース
このニュースも見た覚えがありません。
鈴置:
ワシントンで開かれた

米中外相会談の後の記者会見で、この発言は出ました。
当時、世界のメディアは「厳しい北朝鮮への制裁に
中国が合意するか」と「南シナ海での米中対立」に
関心を集めていましたから、
平和協定に関する発言は見過ごされがちでした。
 会見には中国の王毅外相も出席していました。
ケリー国務長官の「平和協定」発言に先立ち
「朝鮮半島の非核化と、休戦協定を平和協定に
転換する作業を並行して進めたい」と述べ、
改めて中国の立場を強調しています。
米国務省が発表した英文は以下です。
we want to pursue in parallel tracks the denuclearization
 of the Korean Peninsula and the replacement 
of the Korean armistice with a peace agreement.
 会見で米中は一緒になって「平和協定と引き換えに
北の核問題を解決する」構想を打ち出したのです。
外相会談1発で決まるものではないでしょうから、
会談前に相当に煮詰めてあったと思われます。

手を打って喜ぶ?北朝鮮
米中外相会談で中国が「従来にない
強い対北制裁」に合意したのは、
米国からミサイル防衛で
譲歩を勝ち取ったからだ、との報道もありました。
鈴置:
THAAD(サード=地上配備型ミサイル迎撃システム)
の在韓米軍への配備問題ですね
(「 米国から『ピエロ役』を押し付けられた朴槿恵」参照)。
 中国は配備に強硬に反対していましたし、
この問題に関する米韓協議が遅れたことから考えて、
米国はTHAADも取引材料に使ったのでしょう。
 ただ、それ以上に大きなカードとして
米国が使ったのが「平和協定」だったのではないかと思います。
中国にとって、THAAD配備中断よりも
在韓米軍撤収に伏線を敷ける方が、
はるかにありがたいはずです。
 そしてケリー長官は同じ会見で
「(制裁の)目的は非核化を話し合う
6カ国協議のテーブルに北朝鮮を引き戻すことだ」と述べました。
6カ国協議とは南北朝鮮に米中日露が参加する話し合いの場です。
 王毅外相も「中国は6カ国協議の議長国として、
その再開を通じ自らの当然の役割を果たす」と述べました。
これで「休眠中の6カ国協議を再び開き、
その中で平和協定も話し合う」流れがすっかり出来上がりました。
 韓国は相当に焦りました。
平和協定は在韓米軍の撤収
――米国の対韓防衛の約束破棄につながりかねない。
それに交渉の過程で
「お前は関係ない」と除け者にされる可能性があるからです。
 しかし韓国が反対しようにも、
いつの間にか米中朝が協議に動き始めたのです。
北朝鮮は自分の目論見通りに
世の中が回り始めた、と手を打って喜んでいることでしょう。

半島では仲がいい米中
米中は協力的ですね。

両国は対立を強めていると思っていました。
鈴置:
大枠で言えば対立を強めています。
でも、朝鮮半島に関しては「仲がいい」のです。
米中には「多大な人的損害を出した
朝鮮戦争の失敗を2度と繰り返したくない」
との共通認識があるからです。
 1972年にニクソン大統領が周恩来首相に語った、
以下の言葉がその象徴です。
ニクソン訪中機密会談録』の100ページから引用します。
原文は「Nixon's Trip to China」の
「Document 2」の17ページに出てきます。
朝鮮人は、北も南も感情的に衝動的な
(emotionally impulsive)人たちです。
私たちは、この衝動と闘争的態度が私たち(米中)両国を
困らせるような事件を引き起こさないよう
影響力を行使することが大切です。
 まさに今、米中は「感情的に衝動的な朝鮮人が
米中を困らせることがないよう」談合を始めたのです。

米朝の威嚇合戦
現在、米朝は激しい威嚇合戦を繰り広げています。
そんなに簡単に話し合いに移行できるものでしょうか。
鈴置:
確かに、米韓は近年まれな大型の
合同軍事演習を実施中です。
3月7日に始まった米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」と
「フォール・イーグル」は4月30日まで続きます。
前者が図上演習、後者は野外機動訓練です。
 この中で、米韓は北朝鮮への侵攻を念頭に置いた
上陸訓練を3月12日に韓国東海岸の浦項で実施しました。
 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を殺害する
特殊作戦の訓練も実施する計画と韓国紙は報じています。
もちろん4回目の核実験と、
長距離弾道ミサイル実験を実施した北朝鮮への威嚇が目的です。
 一方、米韓演習に対抗し、北朝鮮も3月10日と
18日、21日に弾道ミサイルを日本海に向け発射しました。
 3月9日には「核弾頭の小型化」に、
3月15日には「弾頭の大気圏再突入」に
成功したと発表するなど
「核ミサイルの実戦配備も間近」とのイメージを打ち出しました。

「イラン合意」が雛型
これを見ると、

米韓が北朝鮮と激しく対決する構図です。
鈴置:
でも「軍事的恫喝」や「経済制裁」では
「出口」は見えません。
米国を含め、軍事行動によって
北の核を除去しようと考える国はありません。
 経済制裁のカギは中国が握ります。
北朝鮮の貿易の90%は中国が相手だからです。
ところが中国は、北朝鮮に核を
放棄させるほどの厳しい制裁を実施するつもりはない。
 北が軍事的に暴発したり、
あるいは経済が破綻して
難民が中国に押し寄せたら大変だからです。
下手に北朝鮮が消滅すれば、
米軍が駐留する統一韓国と領土を接することになります。
 米国も、米中関係の悪化まで覚悟して
中国に「厳しい対北制裁を実行しろ」と迫る気はありません。
手詰まりに陥った米国は中国に歩み寄り
「平和協定を北朝鮮と論議しろ」
との主張を受け入れたのでしょう。
 表には出ていませんが細かな事実の断片をつなぎ合わせると、
米中は「北朝鮮の核開発の進展を
食い止めることに目標を置く。
そのために中国もある程度厳しい制裁に同意する。
一方、米国も北朝鮮の要求をある程度のむ」
ことで合意したと思われます。
 根っこには「北に核を完全に放棄させるのは難しい。
それならせめて核開発のテンポを遅らせよう」
との発想があるのでしょう。
2015年の「イラン核合意」と同じ考え方です。
米中は国連の常任理事国としてこの合意を共に作った実績があります。

大手柄の3代目
韓国以外は、平和協定を
米朝が協議するメリットがあるのですね。
鈴置:
ことに北朝鮮がそうです。
米国と平和協定を結ぶことができれば、
金正恩第1書記は権力基盤固めに使うでしょう。
自分が米韓の間にクサビを打ち込んだと誇れますからね。
 さらに、協定をテコに在韓米軍の削減・撤収を実現できれば、
祖父や父親も果たせなかった
外交的な大勝利を3代目が実現することになります。
 それに激しい「威嚇合戦」には、
米朝が自らのカードの値段を
釣り上げる狙いも込められていると思えます。
 北朝鮮が今、実施している宣伝は弾頭の小型化にしろ、
再突入技術の確立にしろ、
すべて「核ミサイルの実用化に成功したぞ」との内容です。
 「表・朝鮮半島を巡る米、中朝のカード」で示したように、
それらは交渉カードとなるのです。
要は「俺の核は高いぞ」と協議の場で
ふっかける準備でもあるのです。

朝鮮半島を巡る米、中朝のカード米国中国・北朝鮮
THAAD配備留保 従来より強い対北朝鮮制裁容認
米韓合同軍事演習の中断と
一部制裁の解除 北朝鮮の核・ミサイル実験の中断
米朝平和協定の締結
 ・米朝国交正常化
 ・在韓米地上軍撤収
 ・在韓米軍撤収
 ・米韓同盟廃棄 北朝鮮の核兵器廃棄
 ・核弾頭の増産中断
 ・弾頭再突入技術の開発中断
 ・弾頭小型化技術の開発中断
 ・保有核兵器の全廃
「朝鮮半島の非核化・中立化」の制度的保障
注)左右の項目は必ずしも連動しない

反対に、米韓が繰り広げる久しぶりの
大規模な合同軍事演習もそうです。
この期間中、北朝鮮は準戦時体制をとらざるを得ません。
例えば、鉄道も通常の体制では運行はできません。
当然、経済活動に大きな支障が出ます。
 米国は大規模の演習をすることで
「我々が軍事演習を中断しない限り、
あんたは大損し続けるよ」と言い渡しているも同然なのです。
貧乏くじ引いた韓国
今後、半島はどう動くのでしょうか。
鈴置:
米韓合同軍事演習が終わる4月30日までは、
米韓と北の間で威嚇合戦が続くでしょう。
そして5月初めに
北朝鮮労働党は36年振りの党大会を開きます。
 もし軍事的な衝突が起きなければ、
党大会後に6カ国協議が開かれ、
米朝間で平和協定に関して取引が始まる可能性があります。

では、1人だけ貧乏くじを引いた韓国はどうするつもりでしょうか。
鈴置:
どうすることもできません。

1 件のコメント:

  1. 日本の学者や作家、政治家などがなぜいとも簡単にマインドコントロールされるのか?
    1500年以上にも及ぶ日中関係史を振り返ってみても遣唐使や鑑真の時代も含め民間交流主体の今の方が本来の日中関係の姿なのでは?
    はっきり言うとそれ以前の古代シナ文明は共産党にはまったく関係ない。無論、古代には中国という国も存在してない。中華人民共和国(建国1949年)に至っては存在すらしていなかったからね。

    中国共産党は日中関係とかぬかし、日本に足かせをすることでやりたい放題、言いたい放題。中華文明は何千年に至っても国会民主制、法治、言論の自由、人権の重視等を価値観とする政治体制が実現されたことは一度もないし、自我を誇るような思想・哲学の基礎が弱く、変化が苦手で興衰を繰り返すだけで進化していない。中国共産党は正しい歴史を伏せ、棚にあげ、日本に罪の意識を植え付け利益を取ることだけが目的である。こんなクズ国家に付き合う必要はない。中国を見つめ直す必要はない。

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