慰安婦問題について、いろんな報道: トルコ大統領「クーデター鎮圧」…戦闘で194人死亡。反乱軍人2800人以上逮捕 首相が発表

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2016年7月16日土曜日

トルコ大統領「クーデター鎮圧」…戦闘で194人死亡。反乱軍人2800人以上逮捕 首相が発表

 16日、トルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で、
支持者に囲まれるエルドアン大統領(中央)=ロイター
トルコ政府がクーデター鎮圧宣言 死者161人に(16/07/16)
【イスタンブール=青木佐知子、カイロ=溝田拓士】
トルコで15日夜(日本時間16日未明)から16日にかけ、
軍の一部が首都アンカラなどでクーデターを企て、
橋やテレビ局などを占拠して「国の全権を掌握した」と表明した。
 政府側と反乱勢力との衝突の末、
エルドアン大統領は16日、「クーデターを鎮圧した」と宣言した。
欧州と中東を結ぶ要衝にあるトルコの政変未遂は、
国際社会に大きな衝撃を与えた。
 ユルドゥルム首相は16日に記者会見し、
衝突などで161人が死亡、約1400人が負傷し、
クーデターに関与した疑いで2800人以上を拘束したと発表した。
反乱勢力は「国家反逆行為」に問われる見通しだ。
エルドアン大統領は16日、ツイッターで
「衝突は一部で続いているが、
すぐに解決する」との見方を示した。
反乱勢力はほぼ鎮圧されたものとみられるが、
政府側は新たなクーデターに警戒を続けている模様だ。

カイロ=大内清】トルコ軍の一部が15日夜
(日本時間16日未明)、首都アンカラや
最大都市イスタンブールなどで部隊を展開して
クーデターを企てた。
反乱部隊と正規軍の戦闘が各地で発生し、
群衆にも多数の死傷者が出た。
エルドアン大統領は16日朝、
「(反乱勢力は)重い代償を払うことになる」とし、
クーデターは失敗したと強調した。
政府側は各地で鎮圧を進めており、
混乱は収束しつつあるもようだ。
 ユルドゥルム首相は16日、
高官を含む軍人2800人以上を逮捕したと述べ、
情勢は当局の統制下にあると述べた。
首相は161人が死亡し、1400人以上が負傷したとしており、
政権には深刻な打撃となった。
内戦が続く隣国シリアの情勢にも大きな影響を与えそうだ。
 クーデター勢力は15日深夜、戒厳令と外出禁止令を布告し、
アンカラで国会周辺に戦車部隊を展開。
イスタンブールではボスポラス海峡の橋などを封鎖した。
占拠した国営テレビを通じて声明を発表し、
エルドアン政権が
「法の支配と民主主義体制を傷つけた」と非難するとともに、
軍中心の評議会が政権に代わり国政の運営に当たると述べた。
 アンカラでは、正規軍の戦闘機が
反乱部隊のヘリを撃墜するなどして鎮圧に乗り出した。
イスタンブールでは、クーデターに反発して
通りに集まった市民らに反乱部隊が発砲する騒ぎも起きたが、
16日未明以降、反乱部隊の一部兵士が投降し始めた。
 休暇でトルコ南西部の観光地にいたエルドアン氏は
16日朝に急遽、イスタンブールに戻った。
反乱部隊の声明発表後にはテレビ局へのビデオ通話を通じ、
国民に対して
「街頭へ出てクーデターに反対の意思を示せ」と呼び掛けていた。
トルコで起きたクーデターの動きについて、
軍の参謀総長代行は、
およそ12時間続いたクーデターの試みは
阻止され失敗に終わったと強調しました。
反乱軍と正規軍との戦闘で、
市民47人を含む、合わせて194人が死亡しました。
トルコの首都アンカラや最大都市イスタンブールでは、
現地時間の15日夜、戦車やヘリコプターが展開したのに続いて、
一部の兵士が国営テレビ局を通じて
「全権を掌握した」と発表しました。
アンカラではヘリコプターが地上に向けて銃撃したほか、
議会の建物の近くなどで爆発があり、
イスタンブールでも国際空港の近くや
市の中心部で断続的に爆発が相次ぎました。
トルコ軍のウミット・ドゥンダール参謀総長代行は、
日本時間の午後5時ごろ記者会見し、
「クーデターの試みは阻止され失敗に終わった」と述べ、
およそ12時間続いた
クーデターの動きは未遂に終わったと強調しました。
ドゥンダール参謀総長代行は、
今回の反乱軍と正規軍との戦闘で、
市民47人と、警察官や正規軍の兵士43人、
それに反乱軍の兵士104人の
合わせて194人が死亡したことを明らかにしました。
また、ユルドゥルム首相は、反乱に関わったとして
兵士2839人を拘束したとしています。
さらに、ユルドゥルム首相は、
今回のクーデター未遂に、エルドアン政権と対立する
イスラム組織「ギュレン教団」が関係しているという見方を示しました。
ギュレン教団」は、長年、エルドアン政権と協力関係にありましたが、
3年前、トルコで反政府デモが起きた際、
政権は強権的だと批判したことで対立が深まり、
政権側からテロ組織に指定されていました。
一方、エルドアン大統領はイスタンブールで
大勢の支持者を前に演説し、
「どういう背景で誰が動いているのか明らかにしてみせる。
トルコはどんな恐怖にも負けずどんな脅しにも屈することはない」
と述べ、今回のクーデター未遂の責任を
徹底的に追及する考えを強調しました。

大統領府 新たなクーデター阻止呼びかけ
トルコの大統領府は現地時間の16日午前11時ごろ
(日本時間の午後5時ごろ)、ツイッターで、国民に対して
「新たなクーデターがいつでも起こる可能性があるので、
通りにとどまってクーデターを阻止しよう」と発信し、
国民に対してクーデターの企てには
断固として対抗するよう呼びかけました。

投降を呼びかけ
現地からの報道ではトルコでクーデターを起こして
拘束された軍のリーダーだとされる男性が、
警察の指示を受けながらクーデターの試みに加わった
兵士たちに投降を呼びかける様子が伝えられています。
報道された映像は、男性が銃を持った警察に
監視されながら携帯電話を持ち
「私は治安部隊に拘束された。
ほかの兵士たちはみずからの意志で投降するように」と述べ、
兵士たちに投降を促す様子が映っています。

ギュレン教団が関与か
トルコ軍の統合参謀本部のホームページには、
クーデターを試みた軍の一部のグループが
出したとみられる声明が掲載されています。
声明は国営テレビを通じて発表したものと同じ内容で、
グループは、「国内平和委員会」と名乗ったうえで、
「現在、国の憲法や法律が無視され続け、
国家全体が取り返しのつかない状態になろうとしているなか、
大統領をはじめとした権力者たちは賄賂におぼれ、
基本的人権や自由を無視して国家を牛耳ろうとしている」と述べ、
エルドアン大統領などを厳しく非難しています。
そのうえで、「すべての国民のために法治国家と
国益の障害になるものを取り除く。
そして正当性を失った現政権を引きずりおろして裁きにかけるため、
この運動を起こした」と主張しました。
そして、「基本的人権、表現の自由、私有財産の保障、
それに人種や宗教の違いを乗り越え国民をまとめ上げる
新しい憲法を作り上げる」とエルドアン政権を倒して、
新しい国家体制を作り上げると宣言しています。
今回クーデターを試みたグループについて、
エルドアン大統領はイスラム教の指導者ギュレン師が率いる
「ギュレン教団」が関わったとの見方を示しています。

トゥスク大統領 クーデターを非難
EU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領は、
訪問先のモンゴルで16日、トルコで軍の一部が
クーデターを試みる動きを見せたことについて、
「クーデターは民主主義や法に基づく
ルールに対する重大な挑戦だ」と非難しました。
その一方で、「武力によって問題が解決することはない」と述べ、
双方の衝突がエスカレートすることに懸念を示しました。
さらにトゥスク大統領は、
「トルコはEUにとって重要なパートナーだが、
今回の危機を経てトルコがどのように変化するかが問題だ」
と述べ、今後の状況を慎重に見守る必要がある、
という考えを示しました。

専門家「軍が一枚岩で起こしたものではない」
トルコで起きた軍の一部によるクーデターの試みについて、
トルコ情勢に詳しい同志社大学の内藤正典教授は
「これまでトルコで起きたクーデターは、
軍が一致して軍のトップの下で行われたが、
今回は陸軍や海軍の重要ポジションの人物が
今回の反乱に反対する声明を出していて、
軍が一枚岩で起こしたものではない」と指摘しました。
そのうえで、「トルコ国内でのエルドアン政権に対する
批判はあるが、世論調査などでは政権の支持率は
50%近くで、かなり安定している」と述べ、
政権転覆につながる可能性は低いという見方を示しました。
一方、トルコ政府がクルド人の権利拡大を求める
クルド系の組織との間で戦闘を続けていることや、
隣国シリアなどで活動する過激派組織IS
=イスラミックステートの関与が疑われる
テロ事件などが起きていることに触れ、
「エルドアン政権が国内治安をどこまで掌握できているのか
懸念が示されていたところに、身内の軍の一部が
反乱を起こしたということになると、治安状況に対する懸念は
一層深まると考えられる。
トルコの治安状況にとっては
非常にダメージが大きい」と指摘しています。
トルコ首相 「失敗のクーデター 背景にギュレン教団」
橋や空港を封鎖、市民に発砲 トルコでクーデター
(16/07/16) ANNnewsCH

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