慰安婦問題について、いろんな報道: 【宇都隆史】脅威に対する日米の差、 自衛隊の自転車操業と米軍のレールガン開発。レールガン、防衛省が独自開発に乗り出すレールガン(超電磁砲)は 度肝を抜く未来兵器だった!射程200km超で速射も…。水陸両用車の開発明記 防衛省が「技術戦略」作成。超速射・レールガン(電磁加速砲)を日本独自で開発へ 中露ミサイルを無力化 防衛省が概算要求。中国を震え上がらせる秘密兵器、レールガンの実力 飽和ミサイル攻撃に対処でき、南西諸島防衛にも最適。米海軍>レイルガン技術を既存砲塔にも応用し 高速発射弾を先に実用化する。

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2016年10月14日金曜日

【宇都隆史】脅威に対する日米の差、 自衛隊の自転車操業と米軍のレールガン開発。レールガン、防衛省が独自開発に乗り出すレールガン(超電磁砲)は 度肝を抜く未来兵器だった!射程200km超で速射も…。水陸両用車の開発明記 防衛省が「技術戦略」作成。超速射・レールガン(電磁加速砲)を日本独自で開発へ 中露ミサイルを無力化 防衛省が概算要求。中国を震え上がらせる秘密兵器、レールガンの実力 飽和ミサイル攻撃に対処でき、南西諸島防衛にも最適。米海軍>レイルガン技術を既存砲塔にも応用し 高速発射弾を先に実用化する。

レールガン発射テスト・超高速発射体
(HVP) - Railgun & High Velocity Projectile Firing test 
USA ミリタリー チャンネル
アメリカ海軍 レールガンを高速輸送艦JHSVで実証試験
2014/05/10 に公開
アメリカ海軍はズムウォルト級ミサイル駆逐艦で採用が決定した
AGS と呼ばれるロケットアシスト砲の次の段階として、
レールガンの技術開発に着手していることが
2007年の米ネイビーリーグ(技術展示会)で発表された。
米国海軍研究局でもこの事実は確認された 。
2014年4月7日、アメリカ海軍は、2016年会計年度中
レールガンの試作機を最新鋭の
高速輸送艦ミリノケット(JHSV-3)に据え付け、
洋上での実証試験に入ると発表した。

【宇都隆史】脅威に対する日米の差、
自衛隊の自転車操業と米軍のレールガン開発
[桜H28/10/14]
火薬を使わずに長射程、高破壊力を誇り、
1分間に10発の速射を低コストで実現する−。
そんなSFの世界から飛び出したような新兵器の研究・開発に
防衛省が本格着手する。
同省が平成29年度予算案の概算要求で
研究費21億円を盛り込んだレールガン(超電磁砲)だ。

 レールガンは砲身のレールと、弾丸に取り付けられた
電気の通り道に当たる電機子に大量の電流を流し込み、
磁場を発生させる。これで得られた力が推進力となり、
発射方向に弾丸が飛び出していく。
火砲で発射時に用いられる火薬は不要だ。

 防衛省は155ミリ榴弾砲などに代わりうる兵器開発を念頭に
29年度から5年間かけて試作レールガンを作成。
秒速2000メートル(時速7200キロメートル、
マッハ約5.8)の高速度を実現し、砲身の耐久性向上も目指す。
その後は蓄電システムの小型化や、高速の発射に耐えうる
超高速飛翔体(HVP)の開発にも取り組み、
15〜20年後に実用化を目指す計画だ。
 開発で先行する米国のレールガンは、
速度がマッハ6(時速7344キロメートル)で、
射程は約200キロ。高速度によって得られた運動エネルギーにより
爆薬がなくても着弾時に大きな破壊力が得られる。
艦載砲、地上砲双方で対地・対艦・対空すべてに活用でき、
ミサイル防衛でも中心的役割を担うことが期待されている。
 1分間に10発の速射が実現すれば、中国などによる
大量のミサイル飽和攻撃に対処することが可能となる。
火砲の砲弾と比べて重量が格段に軽いため
大量の弾丸を艦艇に積み込むことができ、
補給頻度が少なくなることで作戦展開する時間が長くなる。

 つまり、遠くの敵に対し、破壊力抜群の弾丸で
素早く大量に長時間攻撃することができるというわけだ。

 こうした性能を獲得できれば、アジア太平洋地域で
米軍の自由な行動を許さない
接近阻止・領域拒否戦略を追求する
中国の意図をくじくことにつながる。
米海軍研究局がレールガンについて、
戦争の様相を決定的に変える
「ゲームチェンジャー」と位置づけているのはこのためだ。
先端技術の圧倒的な優位を確保することで
中国やロシアとのパワーバランスを有利に導く
米国の「第3のオフセット戦略」でも有望な分野と目されてきた。

 とはいえ、レールガンはなお開発途上にあり、
年内に計画されていた
米軍による洋上試射が来年以降に遅れるとの観測もある。
 「われわれはレールガンを追い求めてきたが、
(レールガン用に開発した)超高速飛翔体を火砲から発射しても
レールガンとほとんど同じ効果を得られることが判明した」
 今年5月2日、第3のオフセット戦略の旗振り役でもある
ロバート・ワーク米国防副長官は、
ワシントンで行われたシンクタンク・大西洋会議での講演でこう述べた。

 米政府はすでに5億ドルの予算をレールガン開発に投入しているが、
課題は山積している。
レールガンは日本の家庭約7000世帯の年間使用電力に当たる
25メガワットの電力が必要とされ、これに対応できるのは、
米軍内でも最新鋭ズムワルト級ステルス駆逐艦などに限定される。
レールガンが発する高熱による砲身の損傷を克服しなければ
1分間で10発の速射もかなわない。

 ただ、ワーク氏自身は
「レールガンと火砲の両方を開発する十分な資金がある」
と述べており、米国のレールガン開発は現在も続いている。
同じ超高速飛翔体でも火砲より
レールガンで発射したほうが高速度を得られるのも事実だ。

 防衛省が研究・開発に着手したのは、
「今から準備してどこまで可能か実際にモノを作って
見極める必要がある」(防衛省関係者)ためだ。
実際にレールガンが実用化した場合に
米国からの協力を引き出すためには、
日本の技術がゼロでは米国から相手にされないか、
調達価格をふっかけられかねないという事情もある。
 研究開発費は米政府と比べると遠く及ばないが、
防衛省内には「素材技術など民間企業の優れた技術を
生かせる余地があるかもしれない。
砲身の耐久性をいかに上げるかという点で
貢献できる可能性はある」との声もある。
5年後以降は
蓄電システムの小型化などにも期待が集まる。(杉本康士)

2016.8.31 22:31 産経ニュース
レールガン、水陸両用車の開発明記
防衛省は31日、今後約20年を見通して
科学技術分野の取り組みの方向を示す
「防衛技術戦略」を作成し、これに合わせて
「中長期技術見積り」も10年ぶりに改定した。
国産水陸両用車や米海軍が開発を進めるレールガン
(電磁加速砲)の研究開発を進める方針が明記されており、
防衛省が同日まとめた
平成29年度予算の概算要求でも
関連経費が計上された。
 防衛省の概算要求に占める研究開発費は
前年度当初予算比184億円増の1239億円。
研究開発費は26年度予算以降減額が続いており、
4年ぶりの増額を目指す。
来年度以降の負担を含む新規契約ベースでは
今年度当初予算比
180億円増の1391億円を盛り込んだ。
 技術戦略に基づく装備開発としては水陸両用車に44億円、
レールガンに21億円を計上。
水中無人機向けのセンサーシステム研究(9億円)、
将来世代の無人機検討(8千万円)、
人工知能など新技術の短期実用化に向けた取り組み(4億円)
などのメニューも並べた。
将来有望な先進技術の
研究を助成するファンディング制度については、
前年度の6億円から大幅増の110億円を盛り込んだ。
「アパッチ」のパイロットに 防衛省、海自特殊部隊も
新型ミサイル実験を検討 防衛省、日本海で来年度

2016.8.22 13:00 2 産経ニュース
超速射・レールガン(電磁加速砲)を日本独自で開発へ
政府が、米海軍で開発が進められている
レールガン(電磁加速砲)について、
研究開発に本格着手する方針を固めたことが21日、分かった。
平成29年度予算案の防衛省の概算要求に関連経費を盛り込む。
米政府はレールガンを将来世代の中心的な革新的技術と位置づけており、
日本としても独自に研究開発を行う必要があると判断した。
 レールガンは電気伝導体による加速で発射する新型兵器。
米海軍が開発を進めているレールガンは、
1分間に10発を発射することができ、
時速約7240キロの速度で射程は約200キロとされる。
対地・対艦・対空すべてに活用でき、ミサイル防衛でも
中心的役割を担うことが期待されている。
 火砲やミサイルと比べて1発当たりのコストが低く抑えられ、
中国やロシアの弾道ミサイルや巡航ミサイルを
無力化できる可能性も秘めていることから、
米海軍研究局は戦争の様相を決定的に変える
「ゲームチェンジャー」と位置づけている。

防衛省はこれまで、米国を中心とした
国内外のレールガン関連技術の開発状況を調査するとともに、
基礎技術に関する研究を行ってきた。
レールガンが米軍に実戦配備されるのは5~10年後とされているが、
自衛隊に導入するためには米国側の技術協力が不可欠。
「日本側に技術の蓄積がなければ十分な協力が得られない」
(陸上自衛隊関係者)という事情もあり、
日本独自の研究開発を進める必要に迫られていた。

中国を震え上がらせる秘密兵器、レールガンの実力
2016.6.13(月) JBPRESS ISMEDIA 渡部 悦和
グノシー[Gunosy] 更新日:2016/06/14
WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は、
5月31日、米海軍が開発中の電磁レールガン
(以下、レールガンと表現する)について、
「米国のスーパーガン」という表現でその能力と
安全保障に及ぼす影響について
かなりセンセーショナルに報道*1した。

私は、以前からレールガンや指向性エネルギー兵器
(DEW: Directed Energy Weapon、
 後述のレーザー兵器や
高出力マイクロ波兵器のこと)に注目してきた。
なぜならば、これらの兵器が完成し実戦配備されれば、
中国やロシアのA2/AD(Anti-Access/Area Denial 
接近阻止/領域拒否)の脅威、
特に対艦弾道ミサイルや対地弾道ミサイルの脅威を
大幅に削減することができるからである。

米軍にとっては、
レールガンを装備することにより、
アジアの作戦地域への接近が再び可能となる。

A2/ADに対抗する米軍の作戦構想である
ASB(Air Sea Battle、現在ではJAM-GCに名称が変更された)
で想定していた「空母などの大型艦艇の損害を避けるために、
紛争直後に一時期、中国の対艦弾道ミサイルの射程外に
後退させる」などの作戦が不必要になり、
日米同盟の信頼性の向上にも寄与することが期待できる。
また、我が国の重要施設(空港や港湾など)の防衛や
南西諸島の防衛において、諸外国による
各種ミサイルの攻撃や
航空攻撃に対して有効に対処できる可能性が増大する。

1 レールガンの開発状況

●WSJの報道内容
図1を見てもらいたい。
(*配信先のサイトでこの記事をお読みの方は

こちらで図をご覧いただけます。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47056)
レールガンは、発射薬(大量の高温ガスを発生させ,
その圧力により弾丸、ロケットなどを発射させるのに用いる火薬)
や炸薬(砲弾などに充填し、
信管等の作動で爆発させる火薬)を必要としない。
固い発射体を電気伝導体のレールで加速し、目標を破壊する。
米海軍が開発中のレールガンでは、
時速7240キロ(マッハ6)まで加速でき、有効射程は200キロで、
1分間に10発の射撃が可能である。
レールガンは、航空機、ミサイル、戦車など
ほぼすべての目標に対して有効である。
レールガンの発射体を誘導する技術の開発は
ほぼ完了していると記事は伝えている。
スーパーコンピューターを使って狙いを定め、
スマートフォンの技術(GPSも使用)を使い軌道を修正する。
*1=“A First Look at America’s Supergun”, WSJ, May 31 2016

発射体の開発は、レールガン全体の開発よりも
早く完成する予定である。
この発射体は、レールガンでのみ使われるのではなくて、
既存の海軍艦艇の砲(5インチ砲、6インチ砲)や
陸軍の榴弾砲からの発射も可能で、射程延伸
(例えば、6インチ砲で24キロから60キロへの射程延伸)
や威力の増大の効果があるという。
またWSJは、米国防省で先進技術の開発を担当し、
レールガンの推進者の1人でもある
ロバート・ワーク国防副長官の次の発言を伝えている。
「冷戦時代に欧州に配備した
大規模な戦力を再現することは考えられないが、
高価ではなく非常に大きな抑止力としての価値を有する
レールガンを想像することはできる」
ワーク国防副長官は、第3次相殺戦略を担当していて、
その中にレールガン関連事業も入っている*2。
ワーク国防副長官の肝煎りであるということは、
将来的に非常に有望な兵器であることを証明している。
一方、レールガンを運用するためには、
25メガワット(1万8750世帯の電力を賄うことができる電力)
の発電装置と大規模な蓄電設備が必要になる。
そのため、レールガンを搭載可能な艦艇は限定されるが、
現在、レールガンを搭載する最有力な艦艇は、
ズムウォルト級(Zumwalt-class )駆逐艦(図2参照)で、
78メガワットの電力能力を持っている。
また、艦艇搭載が唯一の選択肢ではなくて、
地上設置型のレールガンも有力である。
なお、レールガン全体の開発は、今後10年以内には完成し、
実戦配備されることになると予想されている。
図2 ズムウォルト級(Zumwalt-class )駆逐艦( ウィキペディア より)

●ONR(海軍研究オフィス)のホーム・ページの内容
ONR(海軍研究オフィス)によると、

レールガンのプロジェクト(INP)は、2005年開始され、
第1段階の目標である
32メガ・ジュールの砲口エネルギーを達成した。
このエネルギーだと発射体の射程は160キロとなる。

第2段階は、2012年に開始され、
取得計画への移行を可能とする技術の開発を目指す。
その技術は1分間に10発の発射速度を達成することであり、
発生する熱の管理技術の確立である。

レールガンの反応の迅速性、カバーする範囲の広さ、
長射程、破壊力の大きさなどを理由として、
ゲーム・チェンジャーであると宣伝されている*3。
軍事におけるゲーム・チェンジャーとは、
戦いにおける優劣を根底から覆すような、
新しい技術、兵器、戦法、戦略などである。

*2=筆者がJBpressに投稿した
「新時代に突入した米国・ロシア・中国の軍事競争
 米国防予算と第3次相殺戦略(オフセット戦略)」を参照
*3=Office of Naval Research, Science and Technology
のホーム・ページ

2 レールガンと指向性エネルギー兵器
(DEW: Directed Energy Weapon)
2015年3月にワシントンDC所在のシンクタンクCSBA*4
(戦略・予算評価センター)を訪問し、
将来の作戦構想について議論した時に、
CSBAが提示したのが図3である。
非常に示唆に富む内容であるので紹介する。

なお、指向性エネルギー兵器は、
指向性のエネルギーを目標であるミサイル、
ロケット、砲弾などに直接照射し、
これを破壊したり、機能低下させる兵器である。

CSBAの説明によると、敵の航空攻撃や
ミサイル攻撃に対処する有望な兵器で、
今後5~10年以内に実戦配備される可能性のある兵器は、
レールガンと指向性エネルギー兵器である固体レーザー
(SSL:Solid State Laser)と
高出力マイクロ波(HPM:High Power Microwave)兵器である。

実戦配備の時期はSSLとHPMが5年以内、
レールガンが5年から10年と見積もっている。
1発あたりのコストの比較では、レールガンが
3万5000ドル(これはミサイルのコストの20~60分の1)、
ケミカル・レーザーが 1000ドル、SSLとHPMが10ドルであり、
SSLとHPMが特に優れている。
しかし、レールガンの長所は、
100マイル以上の長射程を有する点である。

図3は、固体レーザー(SSL)、高出力マイクロ波兵器(HPM)、
レールガンが水上艦艇に搭載されイージスBMDの一部として
運用された場合と航空基地に配置して
使用された場合の用途について記述している。

●水上艦艇に搭載された場合
対艦巡航ミサイル(ASCM)に対しては主としてSSLが対処し、

対艦弾道ミサイル(ASBM)に対しては
レールガンとHPMで対処する。

●地上(例えば航空基地)に配備された場合
レールガンやHPMがカバーする範囲が大きく、
中距離弾道ミサイル(IRBM)、準中距離弾道ミサイル(MRBM)、
短距離弾道ミサイル(SRBM)、対地巡航ミサイル(LACM)の
すべてに対処が可能となる。
つまり、レールガンの地上配備により、
基地防護や重要施設の防護が可能になる。

SSLは、対地巡航ミサイル(LACM)に対処可能である。
*4= CSBA: Center for Strategic and Budgetary Assessments

3 レールガンやDEWが米軍に及ぼす影響
●中国やロシアのA2/AD能力を制約できる

レールガンが実際に配備されれば、中国、ロシアなどの
各種ミサイルによる攻撃や
航空攻撃を制約することが可能になる。

そもそもA2/ADのA2(Anti-Access)は接近阻止という意味であるが、
相手の各種ミサイルによって
作戦地域に接近できないことを意味していた。
図4を見てもらいたい。
中国の人民解放軍(PLA)は、空母キラーと言われている
対艦弾道ミサイルDF-21Dを筆頭として
いくつかの対艦ミサイルを幾重にも配備して、
米海軍の接近を拒否している。
しかし、レールガンなどを導入することによって
対艦ミサイルの攻撃を排除し、
作戦地域への接近が可能となる。

また、A2/ADのADはArea Denial(領域拒否)で
作戦地域における作戦を拒否するという意味であるが、
レールガンなどの導入により、作戦地域におけるミサイルや
航空攻撃の脅威が軽減され、
日本周辺での作戦が継続できることになる。
これを別の表現で説明すると、
「中国のミサイルによる飽和攻撃
(同時に多数のミサイルを使用する攻撃)に
対処が可能になる」ということである。

現在、米軍特に海軍の空母をはじめとする
大型艦艇にとって中国のA2/AD能力は大きな脅威である。
特に、DF-21Dなどの対艦弾道ミサイルによる飽和攻撃に対して、
現在の防衛システムでは対処困難であるが、
1分間に10発の射撃が可能であるレールガンを主体とした
ミサイル防衛システムを構築すると、
飽和攻撃への対応が可能になることが期待される。

●在日米軍基地の脆弱性が改善される
レールガンを地上に配置すると、地上部隊のみならず、

重要な空港、港湾などの重要施設の防護が可能になる。
このことは、中国のミサイル攻撃や航空攻撃の脅威に対する
在日米軍基地の
脆弱性問題の解決が可能になることを意味する。

●米軍の前方展開戦略が可能になる
ASB(Air Sea Battle)作戦構想の弱点であった、
「紛争初期において中国のミサイル攻撃を避けて
その射程外に一度下がってから、
将来の攻撃を準備する」という
行動が不必要になることを意味する。

この米軍が一時下がるという行動は、
日米同盟の信頼性に大きなマイナスであったが、
それが改善されるということである。

●ASBで考えられていた長距離作戦が必ずしも必須でなくなる
前方展開が可能になると言うことは、米本土の周辺から、
遠距離の作戦を強いられるという状況が緩和されるということである。
第3次相殺戦略で考えていた長距離爆撃機や
無人機システムの活用などに対する再検討が必要になってくる。

4 レールガンやDEWが日本の防衛に及ぼす影響
●自衛隊の南西防衛にとって大きなプラス

各種報道によると、奄美大島、宮古島、石垣島などの島々に
陸上自衛隊が配備される可能性があるが、
これらの島々の中でいくつかの島には、
対艦ミサイル部隊と
対空ミサイル部隊が配備されることになるであろう。
しかし、これらの部隊の最大の問題は、
相手の各種ミサイルによる
飽和攻撃と航空攻撃に脆弱だという点である。

まず制空権の確保は当然であるが、
その他に掩体を構築して部隊を防護するという
対処策はあるが、これはあくまでも防御オンリーの手段である。
相手のミサイルによる飽和攻撃と航空攻撃に対し、
より積極的に対応しようと思えば、攻撃と防御の能力を
兼ね備えたレールガンは理想的な兵器となり得る。

また、レールガンの地上配備が可能になれば、
理論的にはレールガンの部隊のみで
対艦任務と対空任務の
2つの任務を遂行可能である点も指摘したい。
さらに、レールガンを南西諸島周辺のチョークポイントを
支配する場所に配置すれば、陸上部隊で
チョークポイントの支配が理論的には可能になる。

●MD(ミサイル防衛)能力が改善され首都圏等の防衛にプラスである
レールガンを中心にしたMD(ミサイル防衛)システムを構築し、
我が国のSM-3やPAC3を中心としたBMD(弾道ミサイル防衛)
システムと組み合わせると、
より効果的なMDシステムになる可能性がある。

結言
米国をはじめとする主要国の兵器の技術開発競争は激しく、
技術の進歩は日進月歩であり、
技術の進歩に遅れた国が将来の戦いにおいて敗者となる。
中国の人民解放軍のA2/AD能力の進歩には目覚ましいものがあり、
米軍はこれに対処する方策として
レールガンや指向性エネルギー兵器を開発してきた。
本稿では、特にレールガンに焦点を当てて記述してきたが、
レールガンよりも早く高出力レーザーや
高出力マイクロ波兵器が実用化されるであろう。
複数の手段を開発できる米軍の底力を改めて認識する。
我が国の防衛を考えれば、自衛隊の南西諸島の防衛や
首都防衛などにおいて、
各種ミサイルの飽和攻撃に対する脆弱性は
克服すべき喫緊の課題である。
レールガンは、わが国の防衛における
ゲームチェンジャーになる可能性がある。
防衛省でも、レールガンなどの開発を行っているが、
是非とも早期に優秀な装備品を
開発し装備化してもらいたいものである。

2015年6月3日水曜日 航空宇宙ビジネス短信・T2:
高速発射弾を先に実用化する
これはすごい。レイルガンとほぼ同様の効果を
既存の砲塔から実現できるとは。
でもどうやって一度に射撃速度を2倍にできるのか、
電磁効果なしで火薬で行えるのか全く説明がありませんし、
原理原則が理解できません。
Navy Researching Firing Mach 5 Guided Round
from Standard Deck Guns
By: Sam LaGrone
June 1, 2015 10:48 AM • Updated: June 1, 2015 11:25 AM
http://news.usni.org/2015/06/01/
米海軍の艦載砲に新しい意義が生まれるかもしれない。
音速の五倍で発射する砲弾テストが成功した場合は。
もともと海軍が開発中の電磁動力レイルガン用に開発された
砲弾を使って、海軍海洋システムズ本部(NAVSEA)は
超高速発射弾hyper velocity projectile (HVPs) の
初期テストを実施中だ。
発射には通常の火薬ベースの艦載砲を使うと
NAVSEAがUSNI Newsに明らかにした。

レールガンを抱えているのが製作者のZebralemurさん。
Backyard RAILGUN: Field Testing the 250 lb Electric Gun,
 27,000 Joule (max) Ziggy Zee

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