慰安婦問題について、いろんな報道: クリントン氏訴追求めず FBI、捜査終了、日経平均は大幅反発、米大統領選への警戒感が後退。史上最も人気のない候補者同士の戦い、ヒラリーが、しぶとく嫌われ続ける根本理由 女性リーダーが陥る致命的な落とし穴。ヒラリー・クリントン氏のメール再捜査、FBI、新たなメール発見は10月初め 司法省が令状取得。クリントン氏に逆風 新たなメール存在で捜査再開へ。

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2016年11月7日月曜日

クリントン氏訴追求めず FBI、捜査終了、日経平均は大幅反発、米大統領選への警戒感が後退。史上最も人気のない候補者同士の戦い、ヒラリーが、しぶとく嫌われ続ける根本理由 女性リーダーが陥る致命的な落とし穴。ヒラリー・クリントン氏のメール再捜査、FBI、新たなメール発見は10月初め 司法省が令状取得。クリントン氏に逆風 新たなメール存在で捜査再開へ。

私用のメールアドレスを公務に使っていた「メール問題」は、
まだ鎮火していなかった(写真:REUTERS/Brian Snyder)

クリントン氏に逆風 新たなメール存在で捜査再開へ
アメリカ大統領選挙の投票日が迫るなか、
FBI(連邦捜査局)は、民主党候補のクリントン氏の私用メール問題で
新たなメールの存在が分かったとして
捜査を再開したことを明らかにしました。

 FBIのコミー長官は28日、議会に書簡を送って捜査の再開を伝えました。
捜査の終了時期やメールの内容の重要性は分からないとしました。
FBIは7月に違法とはいえないとして、いったん捜査を終えていました。
 民主党・クリントン氏:
「7月に出た結論が覆されることはないと確信している」
 クリントン氏は緊急会見し、FBIはすべての情報を
国民に公表すべきだと訴えました。
共和党候補のトランプ氏は
「クリントン氏ほど腐敗している人はいない」と
早速、批判していて、優勢とみられていた
クリントン氏に逆風となることは必至です。
FBIのコミー長官(左)は10月半ばに
新たなメール発見の報告を受けていたという
クリントン候補側近のフーマ・アベディン氏

2016年11月7日 11:49 JST ロイター
日経平均は大幅反発、米大統領選への警戒感が後退

2016/11/7 11:02 日経新聞
【ワシントン=吉野直也】米大統領選の民主党候補、
ヒラリー・クリントン前米国務長官(69)の私用メール問題をめぐり、
米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は6日、
再捜査の結果を明らかにした。
7月の訴追を求めない方針に変わりはないと米議会に書簡で伝えた。
8日投開票の大統領選の情勢に大きな影響を与えた
FBIの再捜査は事実上、終わった。
クリントン氏の追い風になる可能性もある。

FBIは10月28日に再捜査の方針を公表していた。

FBIの最終的な捜査結果は
8日の投開票日まで間に合わないとみられていた。
共和党候補、ドナルド・トランプ氏(70)は
ミシガン州での演説で
「8日間で65万ものメールを調べることはできない。
クリントン氏は最も腐敗した大統領候補だ」と批判した。
クリントン陣営は米メディアに
「コミー氏が7月の結論を
改めて認めたと知って喜んでいる」と歓迎した。
 コミー氏は6日の書簡に
「FBIの捜査チームは24時間体制で調べた。
その結果、我々が7月に出した結論を変えなかった」と記した。
多くが以前調べたメールと重複していたとされる。
クリントン氏の私用メール問題をめぐっては、
コミー氏が捜査再開を表明した10月28日以降、
世論調査でトランプ氏が猛追。
一時10ポイント超も離れていた支持率が拮抗した。
 主な世論調査を平均した米政治専門サイト
「リアル・クリア・ポリティクス」の日本時間で
5日時点の支持率はクリントン氏が46.6%、
トランプ氏は44.8%。1.8ポイントの僅差だ。
 クリントン氏はFBIの再捜査発表直後から
「あらゆる完全な事実を公表すべきだ」と述べ、
早期に捜査結果を公開するよう要求した。
民主党のハリー・リード上院院内総務は
「公的権限を使って選挙に
影響を与えることを禁じた法に違反する」と断じた。
 クリントン、トランプ両氏の支持率接近を受け、
オバマ米大統領もFBIの判断を非難する
異例の対応に踏み切り「FBI政局」の様相を呈していた。
 クリントン氏は2009~13年の国務長官在任中、
私用アドレスで機密情報を含む
公務上のメールを送受信していた。
15年3月に問題が発覚。FBIが捜査に着手し、
16年7月に訴追を求めないことを決めた。
 3カ月余り後にFBIが
再捜査に乗り出すきっかけとなったのは、
クリントン氏の側近のフマ・アベディン氏の別居中の夫、
アンソニー・ウィーナー元下院議員の
電子端末でみつかった65万にも及ぶメール。
送信者はアベディン氏らだった。
FBIはウィーナー氏が未成年の少女に
性的なメールを送った疑いで調べていた。
岡本純子さん プロフィール
コミュニケーションイノベーター・ストラテジスト。
読売新聞社経済部記者、
電通パブリックリレーションズコンサルタントを経て、
株式会社グローコムを立ち上げる。
海外広報支援やパブリックスピーキングのコーチングなど、
「世界で勝てるグローバルスタンダードのコミュニケーション」実現に携わる。
これまで数百人の社長、企業幹部のプレゼン・スピーチトレーニングや
トップメッセージ開発を手掛けた、
リーダーシップコミュニケーションの草分け的存在。

ヒラリーが、しぶとく嫌われ続ける根本理由
女性リーダーが陥る致命的な落とし穴
岡本 純子 :コミュニケーション・ストラテジスト
2016年10月31日午後6時頃 2 3 東洋経済オンライン
いよいよ、米大統領選まで約一週間に迫った。
ヒラリー・クリントン候補の
勝利で決着するとの見方が大勢だったところに、
10月28日、クリントンの私用電子メールサーバー使用問題で、
FBI(米連邦捜査局)が調査を再開することを発表し、
選挙戦に大きな衝撃が走っている。

そもそも、ドナルド・トランプのような「とんでもない」候補者が
ここまで粘ることができた理由として、稀代のペテン師的コミュ力や
一部のアメリカ国民の間に巣食う根深い怒りや
不満などが挙げられるが、もう一つ、大きな要因となったのが、
相手候補クリントンの圧倒的な不人気である。
なぜ、彼女はそこまで嫌われるのか。
そこには、日本におけるこれからの女性のリーダーシップ向上の
大きな課題も隠されている。

史上最も人気のない候補者同士の戦い
8月31日付のワシントンポストとABC Newsの共同調査によれば、
クリントンを好ましくないと考える人の割合は56%
(好ましいは41%)に上った。
トランプの63%(好ましいは35%)と比べても
さほど差がない水準であり、
史上最も人気のない候補者同士の戦いとなっている。

支持率についても、クリントンとトランプとの差は
6ポイント程度(10月末の時点でのニューヨークタイムズ紙調べ)。
ほとんど広がっていないばかりか、1ポイント(ワシントンポストと
ABC News調べ)と肉迫しているとのデータもある。
今回のFBIの調査再開の影響はまだわからないが、
勝負がかかるフロリダ州でトランプの支持率が
クリントンを上回るなど、予断を許さない展開となっている。

もし、共和党候補がトランプでなく、
あともう少しまともな候補者であったのなら、
クリントンの勝ち目はほとんどなかったろうし、
逆に民主党候補がクリントンでなければ、
トランプがここまで躍進することはなかったのではないか。
それほどまでに不人気の理由とは何か。
クリントン嫌いの国民が理由として掲げる
最も大きなものは「信頼できない」ということだ。
FBIは以前にも国務長官時代のクリントンの
私用メール問題を調査していたが、
今年7月、違法行為の証拠はないとして、
調査の終了を発表していた。
今回は、これまで見つかっていなかった、
新たな証拠となるかもしれないメールを見つけ、
調査の再開に至った、と説明している。
その新しいメールに国家機密となるものが
含まれているのかは全く分からない、としている。
トランプ陣営は、こうしたスキャンダルを背景に、
クリントンに対し、「Corrupt(腐敗した)」などという言葉を使い、
ウォールストリートなどの富裕層などから
多額の寄付を受け続けていることを非難材料にしている。
実際、大手投資銀行のゴールドマンサックスからは、
クリントンが行った3回の講演に対し、
67万5000ドル(約7000万円)が
支払われたことも明らかになっている。
これを追求されたクリントンは
「だって、彼らがそれだけ払う、って言うんだから」と答え、
全く悪びれた様子をみせなかった。
このようなエピソードが
権威主義的で計算高いイメージを増幅している。
イェール大学ロースクールを卒業し、
弁護士、大統領夫人(ファーストレディー)、国務長官、
上院議員というきら星のような要職を歴任してきた
バリキャリエリートである。
それだけに、どうしても官僚的なイメージが抜けず、
「上から目線」な物言いが反感を買うことも少なくなかった。
かつて、
「私は家でクッキーを焼いて、お茶を入れるような
そんな女じゃないわ」と啖呵を切り、物議を醸したこともあった。

Such a nasty woman
まさにプロの政治家であり、経験が豊富であることが
逆に、現状の政治に不満を持つ人に、
「彼女のせいで、ここまで状況が悪くなった」
と思い込ませてしまっている。
その男顔負けの強さは、長年、女性差別に対して、
最前線で戦ってきた闘士そのもの。
ただ、その姿が、トランプのような古いタイプの男性の目には
「傲慢」で「脅威的」に映る。第三回討論会で、
トランプが
「Such a nasty woman」(なんてやらしい女だ)と言い捨てたのは、
まさに
「マチズモ(machismo 、男性優位主義)タイプ」の男性からすると
最も苦手なタイプの女性だということだろう。
筆者のアメリカ人の友人も
「(夫である)ビル・クリントンの方が
feminine(女らしい)」と皮肉るほどだ。
テレビ討論会では、1回目は赤、2回目は青、3回目は白、
つまりアメリカの国旗色のラルフ・ローレンの
パワースーツに身を包んだ。
とにかく、自分を強く見せ、有能さをアピールする。
長年、様々な性差別や偏見と闘ってきた
彼女ならではの、武装術なのだろう。
その鎧があまりに堅苦しく、ぶ厚すぎて、
まさに超仕事ができるワーカホリック上司のように、
権力志向が強く、ロボット的に見えてしまう。
あまりの「用意周到ぶり」が偽善的にとらえられることも多い。
トランプ支持者は「トランプは偽悪的なだけで
クリントンよりもずっと正直」と思い込んでしまっている。
オバマ大統領が、ティーンエージャーの父親として、
ミシェル夫人の夫としての「素の顔」を所々で魅せ、
子供と無邪気に遊び、バスケットボールに興じて、
国民を魅了したのとは全く異なり、
プライベートの顔もあまり見えない。
要するに徹頭徹尾、共感を覚えにくいキャラなのだ。
そもそもリーダーには2つの資質が必要だと言われている。
「Competence」(有能であること)と
「Warmth」(人間としての温かみ)である。
この二つがバランスよく高いことが求められるが、
どちらにも秀でるのはなかなか難しいものだ。
結局、「できる」けれども、温かみがなく、
「冷たい」、であるとか、「温かい」人だけれども、
「できる」感じではない、などというように、
どちらかが突出してしまうことが多い。
クリントンは非常に「有能」で「できる」ことは
誰もが認めるところだが、
とにかく「冷たい」印象がまとわりついている。
これが彼女の最大にして、致命的な欠点となっている。
なぜなら、「人が温かく見えるか、冷たく見えるか」は、
人の印象を形作る上で、最も大切な要因であるからだ。
人の印象形成に関する研究の権威で、
実験心理学者の開拓者といわれるソロモン・アッシュによれば、
「人の印象は様々な特徴の総体として形作られるものではなく、
『その人が温かいか、冷たいか』というたった一つの特徴によって、
かなりの部分が決定づけられる」という。

女性候補としての難しさ

「温かいか、冷たいか」という特徴は、例えば、賢そうか、
真面目そうか、といった他のあらゆる特徴を超えて、
人の印象結成に決定的な影響を与えるということなのだ。
ここに、女性候補クリントンの難しさがある。
女性は、母親らしさ、女性らしさを暗黙のうちに
社会的に求められてきた。
しかし、そうしたイメージが「有能だ」「できる」という印象を
打ち消す働きをする場合もある。
クリントンは、このジレンマの中で、「できる」姿を、
優先的に見せるような戦略を取ってきた。
強い調子で話し、大げさなジェスチャーを用い、
有能な様をアピールする中で、
「温かみ」が陰に隠れるようになってしまったのだろう。
さらに、不幸なのは、「冷たい」上に、
「ヒステリック」というイメージもまとわりついてしまったことだ。
彼女の力を込めた話し方に、
「なんで彼女はいつもそんなに叫んでいるんだ」
と揶揄する声もある。
男性が、熱を入れて話していても、
「情熱的」「真剣だ」と思われることはあっても、
「叫んでいる」とは見られないだろう。
「できる」女性は、冷たく、エラそうで、
怒っているように見えてしまう危険性があるということだ。
これがリーダーを目指す女性のジレンマだ。
元々、大統領選直前の10月には、
「オクトーバーサプライズ」と呼ばれる候補者の
スキャンダル暴露が相次ぐことが多い。
古くはロナルド・レーガンのイランとの密約、
ジョージ・W・ブッシュの飲酒運転歴の暴露などもあった。
今選挙でも、トランプの税金逃れ、クリントン陣営の
メール流出騒ぎなど、様々なスキャンダルが噴出したが、
トランプの破廉恥会話のテープ事件以外は、
それほど、支持率への影響はなかったと言われている。
そういうことから、選挙戦自体に
はあまり影響がない、という見方もある。
前回の記事でもご紹介したように、多くの人は、
政策うんぬんよりも、自らの信条や候補者の印象など、
本能的な、直感的な「好き」「嫌い」によって
投票行動を決めている。クリントンやトランプに対する
嫌悪感はもはや動物的直感であり、
ディベートの結果や、スキャンダルなどは
そもそもの支持者の考え方には大きな影響を及ぼさないようだ。
結局はどちらにするのかを決めかねている
有権者次第ということになりそうだが、
不人気者同士の戦いは、どちらが勝っても、
大きな禍根を残すことになる。
波乱の時代の幕開けとなりそうだ。
[30日 ロイター] - 米大統領選挙の民主党候補
ヒラリー・クリントン氏が国務長官時代に公務で
私用メールを使っていた問題で捜査を再開した
連邦捜査局(FBI)が、電子メールの捜索令状を取得した。
NBCニュースが30日、法執行機関の当局者から確認した。

FBIのコミー長官はクリントン氏の私用メール問題で、
関連が疑われる
新たな電子メールを発見したことを明らかにしていた。

──関連記事:
コラム:クリントン氏のメール問題、FBIが語らなかったこと

新たな電子メールは、クリントン氏の側近である
フーマ・アベディン氏の夫である
アンソニー・ウィーナー元下院議員に対する
別の捜査の中で発見したとされる。

FBIはウィーナー氏のコンピューターにアクセスするための
令状を既に取得していたが、捜査の対象は
未成年者に送ったとされるわいせつなメッセージに限られていた。

クリントン陣営のジョン・ポデスタ氏とロビー・モック氏は、
メールの重大性や関連性が明らかになる前に、
再捜査を議会に通知したコミー長官の判断に異議を唱えている。

ポデスタ氏は、大統領選の直前で断片的な捜査情報を公開し、
(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が
国務長官在任中の公務に
私用のメールサーバーを使っていた問題をめぐり、
連邦捜査局(FBI)が新たに調査しているメールは、
10月初めに見つかっていたことが分かった。
司法省は数千に及ぶこれらのメールを
保存しているとみられるコンピューターについて、
すでに捜査令状を取得しているという。

新たなメールは、クリントン氏の側近フーマ・アベディン氏の
元夫が未成年者に性的なメッセージを送ったとされる事件の捜査で、
当局が調べていた元夫のコンピューターから見つかった。

FBIのコミー長官は今年7月、クリントン氏の
私用メール問題に関する捜査を打ち切ると発表していたが、
大統領選が終盤戦に入った10月28日になって、
新たなメールを調べていると議会に通知。
選挙戦の行方を左右しかねない展開として注目を集めている。
複数の捜査当局者らの話から
31日までに明らかになったところによると、
捜査当局は10月初め、アベディン氏の元夫が所有する
複数のコンピューターを押収した。
このうち1台に保存されているメールのリストアップ作業を始めた直後、
データの中にアベディン氏のメールが交じっていることが判明。
当局者らは急きょ、
これらのメールについても改めて捜査令状を取った。
コミー長官は10月半ばの時点で、クリントン氏の
私用メール問題に影響を及ぼす
メールが見つかった可能性があるとの報告を受けていた。
当局者らによれば、司法省幹部らが
状況説明を受けたのは約1週間前。
コミー長官は27日に詳細な説明を聞き、
議会に報告することを決めたという。
捜査当局者らによると、クリントン氏関連のメールの一部は
FBIが過去の捜査で入手していたメールの複製とみられるが、
その数は不明。一方で、FBIがクリントン氏の
メールサーバーを入手する前の段階で
削除されたメールが含まれている可能性もあるという。

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